多田しげおの気分爽快!!~朝からP・O・N

思わず声が出ちゃう!?赤柄里芋で作る芋炊きの深い味

旬の食材の話題を取り上げる『多田しげおの気分爽快!!~朝からP・O・N』「旬食」コーナー。

9月15日の放送では、今が旬の「赤柄里芋」を取り上げました。いったいどんな里芋なのでしょうか?
名古屋市中央卸売市場から、名古屋青果株式会社の久野さんに聞きました。

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お値打ちな野菜がぞくぞく登場

日中暑い日もありますが、日没時間が早くなり、だんだんと秋めいてきました。
まずは野菜全体の入荷状況を聞いてみると…。

久野さん「ホウレンソウなど一部不安定な入荷の品目もありますが、玉ねぎ、馬鈴薯などは入荷が多くありまして、全体的にも概ね順調な入荷になっております」

一時期は高かった野菜ですが価格が落ち着いてきたそうです。

「お値打ちな野菜が店頭に並んでくると思いますので、しっかりと野菜を食べて下さい」
 

美味しくて煮物に最適

今回取り上げる「赤柄里芋」は、静岡県の郷土野菜で、遠州灘を望む掛川市沿岸の旧大東町、睦浜地区で主に栽培されているそうです。

久野さん「8月末から10月上旬頃までの限定で入荷をしてくるもので、その時しか味わえない里芋なんですね。秋の訪れを思わせてくれる里芋です」

茎の部分が赤く、その特徴的な赤い柄にちなんで「赤柄」という名前がついたと言われているんだそうです。

久野さん「肉質はきめが細かく、舌触りが滑らかで、柔らかく粘りがあって、もちもちっとした食感で、甘いのが特徴ですね。本当に美味しいです」

さらに、煮崩れしないので、煮ものに最適なんだとか。
 

月を見ながら芋炊きはいかが?

今年の中秋の名月は10月1日。中秋の名月は、団子を備えて収穫を祝う行事です。
また里芋も一緒に備えることから、別名、芋名月とも呼ばれています。
久野さんオススメの調理法は、そこにお供えする赤柄里芋と団子を使った「芋炊き」。

久野さん直伝のレシピです。
赤柄里芋は薄く皮をむき一口大に切ります。塩もみをして、さっとすすぎ、ぬめりを取っておきます。

白玉粉に水を加えて500円玉の大きさに丸め、中央をへこませ、熱湯で茹で、白玉団子を作ります。

鍋に水、和風だし、醤油、みりん、酒を入れて鍋つゆを作り、そこに赤柄里芋と人参、ごぼう、椎茸など、お好みの野菜を入れて蓋をして、中火で20分ほど煮ます。

そして一口大に切った鶏もも肉と、2センチ角に切り、油抜きをした油揚げ、先ほど作った白玉団子を加えて、さらに煮出します。ここまで来たら出来上がりは、もうすぐ。
 

お酒はぬるめの燗がいい

鶏もも肉に火が通り、赤柄里芋が柔らかくなったら出来上がり。
こうして煮込んだ赤柄里芋は、一段と美味しいそうで「深みのある味わいを感じることができまして、食べた瞬間に、おいしいと思わず声が出てしまいますね」と久野さん。

中秋の名月に合わせて、ぜひ赤柄里芋で芋炊きを作ってみて下さい。

久野さん「それに合わせて、日本酒のぬるめの燗をつけて味わっていただくと、大変楽しく過ごせると思います」

日本酒は冷やでも熱燗でもなく、ぬる燗がおすすめだそうです。
(尾関)
 
多田しげおの気分爽快!!~朝からP・O・N
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2020年09月15日08時14分~抜粋

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