多田しげおの気分爽快!!~朝からP・O・N

新聞が手紙に大変身!福島出身の女子アナに届いた「おくる福島民報」

先日、CBCの住所宛てにとても素敵なお手紙が届いたという加藤由香アナウンサー。

にぎやかなお祭りの様子が描かれたカラフルなその手紙は、加藤アナの地元・福島県の会津坂下町にある、とある工芸店から。

それは、ふるさと福島県に帰れなかった人に送る、新聞でできた手紙でした。

9月4日放送の『多田しげおの気分爽快!!~朝からP•O•N』では、加藤アナの胸を打ったこの新聞、「おくる福島民報」について取り上げました。

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「泣けてくる」メッセージ

封筒状に折りたたまれた紙を丁寧に開くと、そこには「離れていても、おかえりなさい」の文字が。

さらに封筒を開いていくと、新聞の見開き1枚になりました。

そこには、加藤アナが「泣けてくる」こんなメッセージが印刷してあったのです。

「こんなにも故郷に帰りたいとみんなが願った年があったでしょうか。長い自粛期間中、夏こそは福島に帰って、家族や親しい友人に再会したいと楽しみにしていた人もいるでしょう。だけど、油断できない状況がつづくなか、帰りたくても帰らない、と決めた人も大勢います。それは、きっと自分のためだけじゃなく、故郷で待つ、あなたの健康を想ってのことでもあります。

だからこの夏、あなたが帰りを待つ大切な人へ、せめて、故郷の時間を届けてあげませんか。この新聞は、手紙としておくることができる新聞です。育ったまちの小さなニュースや、懐かしのローカルテレビ欄、地域の天気予報。全国紙には載っていない地元の情報を、あなたの手書きのメッセージを一緒に郵送できます。来年の夏はこの福島でまた元気に再会するために、今年の福島県民の日は、紙面の上でできる里帰りを。離れていても、おかえりなさい」。
 

紙面で「福島の今」を知る

新聞の見開き一面を折りたたんで封筒にして、福島に帰れない人に手紙として送るという仕掛けに、「なかなかやるねぇ、福島民報」と感心する多田しげお。

封筒の表面に現れている部分には、福島のいろいろな地域のお祭りや、円盤餃子、ソースカツ丼といった福島の名産品の屋台がところ狭しと描かれています。

中にはメッセージ欄があり、工芸店の方から加藤アナに「残暑お見舞い申し上げます」というメッセージが書かれていました。

さらに、紙面には今の福島の旬な農産物やお酒の情報などが掲載されていて、ここで「福島の今」を知ることができるというわけです。

この新聞手紙「おくる福島民報」は、福島の地方紙「福島民報」が福島県民の日である8月21日に、2018年から毎年発行しているものです。

テーマは年ごとに変わり、2018年は「里帰り」、去年は「イメージの復興」、今年は「離れていても、おかえりなさい」でした。
 

「故郷っていいな」

「紙面広げていて『え?え?え?』で。じんときたんじゃない?」と尋ねる多田に、「本当にそうです!」と加藤アナ。

「お祭りのイラストひとつひとつ見ても、『ここのお祭りだ、あのお祭りだ』って懐かしいものばかりで。県外に住んでる人で、このように届いた方。同じように故郷を思っていたのかなぁと」と、県外に暮らす同郷の人たちにも思いをはせます。

加藤「素敵なお手紙をいただきました」
多田「さすが。やるね、福島!」

県と新聞社が連携して行っているという、この素敵な取り組み。

「故郷っていいなって改めて思いましたね」と大感激の加藤アナでした。
(minto)
 
多田しげおの気分爽快!!~朝からP・O・N
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2020年09月04日07時44分~抜粋

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