多田しげおの気分爽快!!~朝からP・O・N

秋田名物でおなじみ「ハタハタ」ってどんな魚?

秋田の名物といえば、「あきたこまち」などのお米やきりたんぽなどが思いつきますが、秋田ならではの魚といえば、県魚にも指定されているハタハタ。

ハタハタを使った料理はお寿司などいろいろありますが、特にしょっつる鍋は寒い冬にピッタリです。

9月3日放送『多田しげおの気分爽快!!~朝からP•O•N』では、秋田県男鹿市にある水族館『男鹿水族館GAO』で展示されているハタハタについて、パーソナリティの多田しげおが、飼育展示係の青山晃大さんにお話を伺いました。

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ハタハタってどんな魚?

ハタハタは冷たい水の中で生育するため、水族館の水槽の温度は5~7度くらいに保たれています。

冷たい水の中に生息しているということはつまり、深いところにいることになるのですが、実際に普段は水深250m近くとかなり深い場所に住んでいます。

ところが、産卵するタイミングで浅瀬でも冷たい冬にやってきて、集団で海藻に卵を産み付けているのだそう。

それで冬に獲りやすいため、ハタハタは冬の魚というイメージが強いわけです。

また、大きさは成長すれば30cmほどになり、寿命は長い場合は6歳ぐらいまで生きたという記録があるそうです。

男鹿水族館では1967年(昭和42年)に開館した当初からずっと飼育されていて、年中飼育展示が行われています。
しかし寿命がそこまで長くないのにずっと飼育されているということは、実はハタハタを入れ替えているわけではなく、ここで人工繁殖を行っているのです。
 

ハタハタは冬ならではの魚

1年を通じてハタハタが展示されているのは、全国でもこのGAOだけだそう。

と、ここまで展示のお話を聞いていてアレですが、多田が「ハタハタって食べるとどんな味なんですか?」と、大人の側が興味を持つ話を聞いてみました。

牧場で羊を見学した直後に、同じ敷地内でジンギスカン料理を食べるような気持ちに似たものが…。

青山さん「いろんな味付けでも、おいしくいただける魚だと思いますね。
普通に塩焼きもおいしいですし、あとはハタハタをうまく使った魚醤(ぎょしょう)のしょっつるで香ばしく焼いたものや、鍋もおいしいですね」

他の地域の人間からすると、魚醤を目にすることはあまりないのですが、秋田の食文化にハタハタが根付いていることがよくわかります。
 

一年中飼育展示

ハタハタが展示されているGAOの水槽の大きさは、だいたい2mぐらいで2つに区切られていて、成魚と、2月にふ化が始まった稚魚に分けられているそうで、今は7か月ぐらい経った小さなハタハタが展示されています。

多田「秋田のこどもたちは、冬場になったらしょっちゅう食べてるハタハタが、小ちゃい時はこんなんだ、大きくなったらこうなるんだっていうのを、そこで勉強できるということですね。

食べてるばっかりじゃなしに、ハタハタはこんなふうに成長していくんだよということを見せていらっしゃるわけですね」

全国でハタハタが一年中観られる水族館は唯一『男鹿水族館GAO』だけ。

秋田美人ならぬ秋田美魚ともいわれるハタハタに会いに行ってみてはいかがでしょうか。
(岡本)
 
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2020年09月03日07時44分~抜粋

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