多田しげおの気分爽快!!~朝からP・O・N

ホントは怖い「誤嚥・誤飲」の防ぎ方

先日、加山雄三さんが誤嚥で病院に緊急搬送されたというニュースがありました。
現在も入院中ですが、大事には至らなかったということです。

「誤嚥」とは、食べ物を誤ってて気管内に飲み込んでしまうことです。飲み物の場合は「誤飲」という時もあります。

8月31日の『多田しげおの気分爽快!!~朝からP・O・N』では、「誤嚥を防ぐ方法」を取り上げました。
多田しげおがどういう風に誤嚥になるのか、誤嚥を防ぐにはどうすればいいかを解説します。

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誤嚥・誤飲のしくみ

まず「誤嚥」とはどういうことでしょうか。

喉は食道と気道と2つの道があります。空気が通っていく道は気道。食べ物や飲み物が通っていく道は食道。
人は喉の奥で空気と食べ物との仕分けをしています。

普段は気道が開いています。だから24時間呼吸をして、スムーズに空気を肺に入れていくことができます。

食べ物が入ってくると、気道の方を閉じて、食道に食べ物が入っていくようにします。別に意識してやってはいませんが、身体が自動的に反応するのです。

赤ちゃんは生まれてすぐに呼吸をはじめます。そして、母親からミルクを飲みます。この時から反応して、胃に送り込むことができるのです。すごい力です。
 

ホントは怖い「誤嚥性肺炎」

ところが年齢が上がってくると、気道にフタをすることができなくなったりして、気道の方に食べ物、飲み物が入っていってしまうことが起こります。これが「誤嚥」「誤飲」です。

大きな食べ物が入ったら栓をしてしまうこともあり得ます。その場合は気道がふさがるので、窒息死にいたる場合もあります。

一般的に多いのは小さい食べ物のかけらが気道に入っていく。そうすると基本的に食べ物は雑菌のかたまりでもありますから、気道に入り、肺で炎症を起こします。
これが「誤嚥性肺炎」です。高齢者に多い死因のひとつです。
 

予防は筋肉を鍛える

若い頃は、自然に気道を閉じ、食べ物は食道に送っていたのに、どうして歳をとるとできなくなるのでしょうか?

ひとつは延髄の反応などが衰えることもありますが、大きな要因は喉の周辺の筋肉の衰えだそうです。
筋肉が衰えてフタができなくなってしまうのです。
 

筋肉の鍛え方

専門医によれば、筋肉の衰えが原因であれば、筋肉を鍛えればいいということです。

鍛え方を紹介します。
両掌をおでこにあてます。背筋を伸ばして、ちょっと前かがみになります。
その手に力を加えます。ぐっとおでこを押します。その時、おでこは押し返します。
そこでおしくらまんじゅうが始まります。

これで喉周辺の筋肉を鍛えることができます。
実際にやると、喉周辺の筋肉がぐっときたと感じます。
これを10秒続ける。3回やる。毎日やる。

1週間もすれば効果が出てくるそうです。
 

効果抜群!

実は多田自身、飲み物が気管に入ることが増えていたそうです。これは誤嚥、誤飲の始まりだそうです。
この運動をやったら本当に1週間ほどで、誤飲・誤嚥がほぼなくなったそうです。

先生も「1週間やれば絶対効果が出ますから」と言っていたそうです。

誤嚥は歳をとったら必ず出てきます。うっかり気道に飲み物が入ってしまうようになったら、誤嚥・誤飲の始まりですので、先ほどの運動をぜひやってみてください。
(みず)
 
多田しげおの気分爽快!!~朝からP・O・N
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2020年08月31日08時04分~抜粋

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