多田しげおの気分爽快!!~朝からP・O・N

まだ続く豪雨。「土砂災害警戒情報」は、どこに注意して聴くべきか

8月28日の午前、三重県では局地的に大雨が降り、交通機関などに影響を与えました。

大雨で懸念されるのが土砂による災害ですが、危険性が高まった時に流れるのが「土砂災害警戒情報」。

地震や台風などいろんな災害に関する情報をテレビやラジオ、スマホなどで入手することができます。
しかし「土砂災害警戒情報」が流れるのはどんな場合で、その時私たちはどうしたらよいのでしょうか?

この日の朝に放送された『多田しげおの気分爽快!!~朝からP・O・N』では、土砂災害警戒情報について、気象予報士でもある沢朋宏アナウンサーが解説しました。

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警戒レベル4相当って何?

この「土砂災害警戒情報」とは、防災気象情報の警戒レベルでいいますと、2番目に高いレベル4"相当"にあたります。

最も高いのは警戒レベル5、この段階ではすでに大きな災害が発生していて、もう手遅れの状態。

そうすると、情報を確認しておく必要があるのは警戒レベル4までということになりますが、なぜレベル4ではなく、レベル4「相当」という表現になっているのでしょうか。

沢アナ「警戒レベル4というのは、避難勧告や指示のことを言ってまして、それの引き金になる土砂災害警戒情報は、4に相当する情報でございまして…っていう、『何やこれ!』っていう」

多田「その辺にお役所言葉が入ってくるから、余計にわからんわっていう」

土砂災害警戒情報が出て避難する場合、車で避難所まで行くのは危険となったら、自宅の2階や崖から離れた場所に行くなどして、できる限り安全な場所に移動することが求められます。
 

市町村単位で指定される情報

また、この土砂災害警戒情報は、出た時点でかなり危険な状況となっていて、細かな情報を伝える必要があるため、市町村単位、場合によってはさらに場所が限定されています。

例えば今回、松阪市と津市に土砂災害警戒情報が流れましたが、津市は中西部、松阪市は東部とピンポイントに指定されました。

これは平成の大合併で広くなった市町村があるためで、津市の場合は海側と山側でかなり状況が異なります。

そうなると、自分が住んでいる地域はどの部分にあたるのかについて、あらかじめ知っておかなければなりません。自治体にもよりますが、ホームページなどの広報で確認できるそうです。
 

もし情報が流れたら

では、実際に土砂災害警戒情報が自分の住んでいる地域に当てはまったら、どうすれば良いのでしょうか?

沢アナ「『土砂災害警戒情報(が出ている期間が)長いな~』という思いも(聴く側が)ありますので。CBCラジオではこれを出す時には必ず『レベル4相当情報です』と、『4』と言うようにしていますので、この『4』という数字をちゃんと耳に傾いておいていただければ」

5になるともう手遅れとなってしまいますので、ある意味「4」が避難の最後のチャンスと思った方が良いそうです。

9月になるとまた台風がやってくる季節になり、なるべく土砂災害警戒情報は出ないようになってほしいもの。しかし土砂災害警戒情報が出てしまったら「レベル4」という単語と、自分が住んでいる地域に該当するのか、しっかり聴いておいた方が良さそうです。
(岡本)
 
多田しげおの気分爽快!!~朝からP・O・N
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2020年08月28日07時10分~抜粋

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