多田しげおの気分爽快!!~朝からP・O・N

大人300円、格安のクルーズ船!徳島市のひょうたん島クルーズ

街の中を縦横に川が流れる水の都・徳島市で、市内中心部を流れる新町川と助任川に囲まれた「ひょうたん島」と呼ばれる中州を1周する「ひょうたん島クルーズ」が人気です。

8月27日放送の『多田しげおの気分爽快~朝からP・O・N』では、ひょうたん島クルーズを運行している「新町川を守る会」の中村英雄さんに聞きました。

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徳島市は水の都

徳島市には、なんと大小138もの川が流れ込んでいます。

中村さん「橋の数は1660あります。大阪は八百八橋や言いますけど、その倍はありますよ」

徳島と言えば吉野川。河口では川幅が1キロ以上あり、吉野川にかかる橋には1.7キロという長さの橋もあるそうです。
川の水面の面積を合わせると徳島市の約12パーセントあるんだとか。まさに水の都。

その水の都を守るために中村さんが結成したのが「新町川を守る会」。1990年から清掃活動を始め、現在では今でクルーズ船の運航も行います。
現在81歳の中村さんの口ぶりから、徳島市の川を愛する気持ちが伝わります。
 

魚も釣れる

中村さん「水も奇麗なんですよ。新町川と助任川に囲まれてるところを"ひょうたん島"と言うんですけど、そこは河口から約5キロぐらいの地点ですからね、魚もよく取れるんですよ」

その辺りは海水で、チヌ(クロダイ)、ヒラメ、カレイ、アナゴなどの魚が獲れるそうです。一時期、水が汚れていた時は魚がいなくなったこともありましたが、現在は40種類ほどの魚がいるんだとか。

中村さん「2~3日前も私たちの船着き場で45センチぐらいのヤツが釣れとったね。結構大きいのが釣れるんですよ。釣りする人も多いですね。ボラから始まってスズキとか、みんな釣れます」
 

川面からの景色を堪能

新町川、助任川に囲まれた「ひょうたん島」は周囲6キロほど。実はここが徳島市の中心部で、JR徳島駅や市役所などがあります。
この周囲をめぐるのがひょうたん島クルーズです。

「徳島は藍染めの染料で栄えた街やから、そういうような古いもんが、みな残ってますからね」とクルーズから見える風景を語る中村さん。

秀吉の時代、蜂須賀小六の長男、蜂須賀家政が1585年に入封して築城した徳島城跡も眺められるそうです。

ひょうたん島クルーズ、6キロを25分ほどで回るそうです。その他にも海の方へ行ったり、吉野川へ行ったりといろんなコースがあり、長いものだと1時間ほどだということです。
 

気軽に乗って感動できる

中村さん「新町川って徳島のシンボルですね。ほんで、また綺麗なんですよ。県庁の前なんかにもヨットハーバーがあるんですけど、そういうところも通って行きますからね」

県庁の前にヨットハーバーがあるのは、全国でも徳島県だけかもしれません。

阿波踊りの時期は、船に乗りながら阿波踊りも見られるそうです。船の上には飲食物持ち込み自由。ひょうたん島クルーズは午前11時から、7~8月はナイトクルーズがあるため午後8時ごろまで運航しているそうです。

「気軽に乗れてね。おとな300円、こども150円ですからね。本当に安いですよ。とにかく船に乗ってもらって川を見てもらったら感動してもらえます。

私もこの川を掃除しだしてから30年か40年やっとるんですよ。これから、また一段と奇麗にしていきたいなと思ってます」
(尾関)
 
多田しげおの気分爽快!!~朝からP・O・N
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2020年08月27日07時38分~抜粋

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