鍋の代表格、しゃぶしゃぶのメインといえば牛肉、最近は豚しゃぶやブリなどもありますが、鳥取県倉吉市にはお餅がメイン、それも12種類ものお餅が楽しめる「餅しゃぶ」があります。
倉吉といえば白壁土蔵が並ぶ風情のある街ですが、そこで食べる餅しゃぶは、どんな味なのでしょうか。
8月20日放送『多田しげおの気分爽快!!~朝からP・O・N』では、倉吉市のお店「町屋 清水庵(せいすいあん)」の店主清水聡太さんに、パーソナリティーの多田しげおが電話でお話を伺いました。
12種類はどんな味?
このしゃぶしゃぶで使うお餅ですが、大きさは3cm×5cmほどで、薄い形をしているもの。
かき餅をイメージするとわかりやすいとのことです。
そして、お餅は12種類あるとのことですが、色はもちろんのこと、味もバリエーションがあります。
その12種類とは、にんじん、しいたけ、抹茶、かぼちゃ、ごま、ブルーベリー、とうがらし、とうもろこし、よもぎ、えび、ゆず、とちの実。
十二単をイメージしているとのことで、見た目も白や緑、紫などカラフルなのですが、この中で気になるのが、やっぱりブルーベリー。
ブルーベリー味のお餅でしゃぶしゃぶというのが、あまりイメージが湧きませんが…。
清水さん「あまりブルーベリーの味ではなくて、本当に香りが立つような感じですね」
餅しゃぶの食べ方は?
そして食べ方ですが、温まったおだしにくぐらせる時間は5秒ぐらいで、そうするとお餅が柔らかくなり、とろける食感が味わえるとのことです。
多田「それ以上やってると柔らかくなりすぎて、チョローンとおだしの中にはまってしまうかも。だから『もういいかな』っていうことを楽しみながら食べるって感じですね」
また、何につけて食べるのかといいますと、ポン酢などではなく、鍋に入っているおだしと一緒に食べるようになっていて、そのおだしも餅しゃぶ専用のブレンドをしたかつおベースの秘伝のものとなっています。
餅以外ではどんな具があるのでしょうか。
清水さん「鍋にピッタリな白菜、ねぎ、しいたけ、豆腐、肉だんごを入れます」
また、鍋料理のシメにお餅という場合もありますが、餅しゃぶの場合はあくまでもお餅がメインですので、締めは当然お餅ではなく、うどんや雑炊を注文することができます。
餅しゃぶ誕生のきっかけ
餅しゃぶが生まれたきっかけですが、もともとお餅屋さんを140年ほど営まれていて、先代の店主さんが餅を使った料理ができないかと試行錯誤しながら、18年前に考案されたそうです。
多田「単に薄いお餅だけでなく、ちょっといろんな風味を。『ブルーベリーも入れようか』ということなんですね」
清水さん「こちらの方は本当、父の自信作になります」
最後にあらためて「餅しゃぶはおいしいですか?」との多田の問いかけに対し、清水さんは「はい、絶品でございます」と答えられていました。
倉吉にある12色のカラフルなお餅でインスタ映えする餅しゃぶは、見た目はもちろん、味もおすすめの逸品です。
(岡本)
多田しげおの気分爽快!!~朝からP・O・N
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2020年08月20日08時43分~抜粋