日本でなじみ深い、夏の観賞用の花といえばアサガオ。
小学校の頃に学校で育てたという思い出を持つ方も多いのではないでしょうか?
そのアサガオですが、身近な割には意外と知らないことが多く、例えば、アサガオは名前のとおり朝に咲くのはなぜなのでしょうか。
8月6日放送『多田しげおの気分爽快!!~朝からP・O・N』では、アサガオについて筑波大学生命環境系准教授の小野道之先生に教えていただきました。
今では必ずしも朝に咲かなくてもよくなったということですが、アサガオは今が朝だとわかった上で、花を開いているのでしょうか。
小野先生「動物や植物を中心として生物時計、概日(がいじつ)時計というものを持ってるんです。
地球上の生きものは太陽が出ている時刻と日が沈んでからの時刻とでは、それぞれ生物のためにやることが違いますので、それを知るために時計を使っていろんな活動をしているわけです。
特に大事なのは、日が昇る前に日が昇ってからの準備をするとか、まだ明るいけど夜の準備をしなければならないので、そのために時計が必要なんです」
ほとんどの生物は朝の光を見て時刻合わせを行うのですが、アサガオが変わっているのは、日暮れになってから何時間かかったのかを測り、朝に花を咲かせる点だそうです。
よく考えてみると、朝の光を見てから時間を測っていたら、遅れてしまいますね。
温度を見ながら調整するそうですが、夜が始まってからだいたい10時間ほど経って咲くそうです。
そのため、夜にわざと明るいところでアサガオを置いて、時間を遅らせて暗くすると、翌朝、花が咲くのも遅い時間になるそうです。
(岡本)
2024年04月01日(月)
2024年03月30日(土)
2024年03月28日(木)
2024年03月26日(火)
2021年09月20日(月)