多田しげおの気分爽快!!~朝からP・O・N

これは絶品!簡単「冬瓜のコンポート」の作り方

梅雨が長かったせいで野菜が高くなっています。でも、これから好天が続けば、元気な夏野菜がスーパーに並ぶはずです。

8月4日放送の『多田しげおの気分爽快!!~朝からP・O・N』の「旬食」では、そんな夏野菜の中から「冬瓜(とうがん)」を取り上げました。
なぜ夏が旬なのに「冬瓜」なのか、そして、冬瓜を使った意外な絶品料理も紹介してくれました。

名古屋市中央卸売市場から、名古屋青果株式会社の久野さんに多田が電話で伺いました。

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夏野菜なのに冬瓜?

真夏が旬の野菜なのに、なぜ「冬の瓜」と書くのでしょうか?

久野さん「理由は夏の時期に収穫されて、日陰で風通しのいいところにおいておくと冬まで保存ができるからです。
丸のまま上手に保存しておけば、冬まで食べられます」

確かに冬に食べるとろとろに煮た冬瓜はおいしいものです。
 

夏の産地は愛知県!

生産は今がピークですが、生産地はどこですか?

久野さん「出荷量が多いのは1位沖縄で全国シェアの約24%、2位が愛知で約20%、3位が岡山で約14%です。

沖縄の出荷は6月で終わりですので、この7月~9月にいちばん多く出荷しているのは、地元の愛知県です」
 

夏バテ防止に!

栄養はどうですか?

久野さん「カリウムと水分を多く含んでいます。夏の暑い時期は、汗と一緒にカリウムが排出されて夏バテを起こします。そんな夏バテ防止に効果があるとされています。
ビタミンCも多く含まれていて、90%以上が水分でできているので、低カロリーで健康的、まさに夏にピッタリの野菜です」

また、カリウムには過剰に摂取されたナトリウムを体外に排出する働きがあります。よって、高血圧の予防やむくみの改善に効果があると言われていますね。
 

冬瓜のコンポート

冬瓜を使ったおすすめの料理を聞きました。

① 『冬瓜のコンポート』

【作り方】
冬瓜のわたとタネを取り除いて、皮を厚めにむいてひと口大に切ります。
(むいた皮は捨てずに取っておきます)

鍋にたっぷりの水を入れて、水から5分ほど茹でて、ざるに上げ、水気を切ります。
鍋に入れた冬瓜に、果汁100%のリンゴジュース、砂糖を入れ、落し蓋をして、弱火で20~30分ほど煮ます。
粗熱がとれたら、冷蔵庫でしっかり冷やして出来上がり。

思わず、桐生が「おいしそう」と声をもらします。

久野さん「これがリンゴの味の中にほのかに冬瓜も感じられて、食感は洋なしのラ・フランスのようで本当においしいです。
朝作って、しっかり冷やして、午後食べると、お子さんもおいしく食べると思います」
 

冬瓜の皮のきんぴら

② 『冬瓜の皮のきんぴら』

【作り方】
残しておいた冬瓜の皮を薄く千切りにします。
フライパンにゴマ油ととうがらしを入れ、中火で熱します。
とうがらしの香りが立ったら、冬瓜の皮を入れてしんなりするまで炒めます。
お酒、砂糖、鶏がらスープの素を入れよく混ぜ、しょう油を入れて、最後にすりごまをたっぷりかけたら出来上がり。

多田「まさにゴボウのきんぴらならぬ冬瓜の皮のきんぴらですね」

久野さん「見た目の緑があざやかで、歯ごたえがあって、くせになるほどおいしいです」

多田「絶対ビールに合いますね」
久野さん「ウイスキーのロックにも合います」

最後は、酒呑み二人の話になってしまいました。しかし、「冬瓜のコンポート」は意外性があり簡単で、ぜひ作ってみたい一品です。
(みず)
 
多田しげおの気分爽快!!~朝からP・O・N
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2020年08月04日08時15分~抜粋

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