多田しげおの気分爽快!!~朝からP・O・N

朝ごはんにもピッタリ!?宮崎・延岡のたい焼きに入っている意外なモノ

7月27日放送『多田しげおの気分爽快!!~朝からP・O・N』では、宮崎県延岡市を中心に浸透しているソウルフード「たい焼き」を取りあげました。

たい焼きの中身といえば真っ先にあんこが思いつきますが、最近はカスタードやチョコなども有名です。

しかしこの延岡で親しまれているたい焼きは、他の地域の人からは全く想像できないものが入っているそうですが、いったい何が入っているのでしょうか。

そのたい焼きを作っているお店「高田万十」の高田昭二さんに、パーソナリティーの多田しげおが電話でお話を伺いました。

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きっかけは何気ないリクエスト

高田万十さんで売られているたい焼きの名前は、ズバリ「ハムタイ」。

その名のとおり、たい焼きにハムが入っている上に、マヨネーズも和えられているのですが、生地は普通のたい焼きと全く同じですが、パリパリの皮というよりも、ホットケーキのようなほんのり甘く、ふんわりとした食感だそうです。

そもそも、たい焼きにハムを入れようとしたきっかけは何だったのでしょうか。

高田さん「今から40年ぐらい前に、店にこどもたちが買いに来る時に、『おばちゃん、マヨネーズとハムを焼いて入れてほしいなあ』と言われて、試しに焼いて、その子に売っていたところ、『あれは何?』って言われて、欲しいって言われる方が増えていって、いつの間にかメニューに加わったっていう感じですね」

裏メニューがいつの間にか表メニューになって、看板メニューになったというわけですね。
 

実は「たい」焼きでもない!?

しかし、変わり種なのは具材だけではありません。

事前に多田が高田万十さんのことをネットで調べてみたところ、疑問に思う点があったようです。

多田「これどう見ても鯛の形じゃなしに、パンダですよコレ」

高田さん「そうなんですよね(笑)。パンダブームが昔あった時に、(曲『およげたいやきくん』のヒットによる)たい焼きブームがあったり、浮き沈みがある時に目先を変えると言いますか、いろいろあってパンダの形ということになりました」

外見がパンダで中身はハム、もはや全くたい焼きではなくなっているのですが、普通のたい焼きも売られていて、甘いのは鯛、ハムが入っているのはパンダと棲み分けができているようです。

多田「売る時につい間違ってあんこの注文なのにハムの方とか、そういうことが一切なくなりましたね」

高田さん「ところがですね、人間ですのでたまにお叱りを受けることもありますけど」

たい焼きの中にハム、あるいはパンダの中にあんこが入っていると、ある意味レア(!?)かもしれません。
 

こどもの頃から親しみのあるおやつ

こどもに根強い人気のあるパンダですが、それも長年売れ続けている秘密かもしれません。

高田さん「正直、たい焼きブームが下火になった時、いろんなメーカーさんがコアラであるとか、いろんなものを作ってくれたんですが、ウチのお店はパンダが生き残りました」

多田「『ハムタイ』やなしに、本当は『ハムパンダ』に変えないかんですね」

高田さん「そうなんですけどね。10年ぐらい前は、半年に1度鉄板の掃除をする際のローテーションに合わない時に、たまに出てくる感じだったんですけど、こどもが(パンダを)喜ぶので、ハムはパンダというように定着しました」

変わり種のたい焼きは、こどもの要望に応えた結果生まれたソウルフードでした。
(岡本)
 
多田しげおの気分爽快!!~朝からP・O・N
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2020年07月27日07時37分~抜粋

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