多田しげおの気分爽快!!~朝からP・O・N

なぜ「土用の丑の日」にうなぎを食べるの?

今年の7月21日は「土用の丑の日」、うなぎを食べる日です。7月21日放送の『多田しげおの気分爽快!!~朝からP・O・N』の「今朝のつっこみ」のコーナーでは、「土用の丑の日」を取り上げました。

昨日あたりからうなぎ料理屋さんはかなりにぎわっているようです。うなぎ料理屋さんにとってはありがたいことに、今年はもう一回、8月2日も土用の丑の日だそうです。

なぜ、今年は2回あるのでしょうか?そもそも「土用の丑の日」って何でしょうか?
多田しげおが解説します。

[この番組の画像一覧を見る]

「土用」はいつのこと?

「土用の丑の日」とは、ひとつのことばではなく、「土用」の期間中の「丑の日」という意味です。

土用は、季節の変わり目を意味する期間として設定されています。
一年に4回あり、立春、立夏、立秋、立冬、この直前の18日間をそれぞれの「土用」と呼んでいます。

今年は立夏は5月5日、立秋が8月7日です。夏の土用の期間というと8月7日の直前の18日間となります。
 

「丑の日」とは?

「丑の日」は十二支の「丑」(うし)です。
今年はねずみ年ですが、年だけではなく、一日一日に今日は子の日、丑の日、寅の日と、十二支の、子丑寅…が当てはめられています。だから「丑の日」というのがあるのです。

十二支ですから12日間ごとに一回、丑の日が現われます。
土用の期間は18日間で、この間に丑の日が2回当てはまる年があります。
土用の18日間のうち、はじめの方とその12日後にまた丑の日が現われる年で、今年はそれに当たっています。
 

なぜ、うなぎ?

なぜ「土用の丑の日」にうなぎを食べるようになったのでしょうか。
諸説ありますが、江戸時代、平賀源内が作った「土用の丑の日にはうなぎを食べて元気になろう」というコマーシャルが大当たりしたから、と言われています。

「うなぎ屋さんは今年は2回もあって、お客さんこれで回復するぞ、ということになりそうです」と、多田は解説します。

確かに、万葉の昔から体調を崩しやすい夏にはウナギを食べて栄養をたっぷり摂ろうという考えがあったようです。

実際、ウナギにはビタミンAやビタミンB群など、疲労回復や食欲増進に効果的な成分が多く含まれています。

季節の変わり目にウナギを食べるのは合理的と言えそうです。

「土曜」か「土用」か

この多田の話にメールで反響がありました。

「恥ずかしながら、私はかなり長いこと土用の丑の日は、『土曜日』のことだと思っていました…」(Aさん)

「今回は火曜日、8月2日は日曜日ですからね…」と多田は含み笑いをします。

「でも、信じております、これは私だけじゃないはずだ、と」(Aさん)

これには「どうかな?」と笑う多田でした。

確かに、こどもの頃は「土曜のうなぎ」と思っていたのが、いつか、「あれ、どうも土曜ではないぞ!」と気づく日が来ます。それがいつかは人それぞれですね。

今年は、例年よりうなぎがたくさん売れているようです。食べ忘れた方も8月2日がありますから、ご安心ください。
(みず)
 
多田しげおの気分爽快!!~朝からP・O・N
この記事をで聴く

2020年07月21日08時04分~抜粋

関連記事

あなたにオススメ

番組最新情報