多田しげおの気分爽快!!~朝からP・O・N

今月全国デビュー!注目の高級サクランボ「ジュノハート」

今月から青森県産のサクランボ「ジュノハート」が全国デビューし、都内でPRイベントも行われました。
この「ジュノハート」、味はもちろん、その価格の高さも話題です。

7月14日放送の『多田しげおの気分爽快!!~朝からP・O・N』では、高価格路線で販売される「ジュノハート」について、青森県農林水産部の総合販売戦略課主事の長内優介さんに電話で多田が伺いました。

[この番組の画像一覧を見る]

大きくて甘い

まず「ジュノハート」の特徴は大きさ。山形の佐藤錦よりもさらに大型です。

長内さん「3Lサイズが中心で、果実の直径、横の長さで2.8cm以上がジュノハートという規格で出荷されています」

多田は「横幅が約3cm…でかいですね」と感心します。

次の特徴は甘いこと。糖度はおよそ20度。20度を超える果物はそうそうないそうです。
 

幸福のハート

この「ジュノハート」というネーミング、由来は何でしょうか。

長内さん「『ジュノ』は家庭の幸福をつかさどるローマ神話の神様にジュノー様という女神がおります。ハートは、ジュノハートの最大の特徴であるきれいなハートの形を表しています」

形は横から見ると見事なハート型、色は鮮やかなルビー色でつやつやしています。

ジュノハートの中でも特に上位等級品を、『青森ハートビート』というブランド名で呼んでいるそうです。
ジュノハートの中でも選ばれたものにだけついています。
 

品種改良には20年以上

ところで、青森はりんごは有名ですが、サクランボも昔から生産していたのでしょうか?

長内さん「実は青森県はサクランボの産地自体は昔からありまして、太平洋側の岩手に近い地域に産地が形成されていましたが、有名ではなかったです」

20年以上かけて品種改良してできたのがジュノハート。
長内さんは、「佐藤錦を上回るようなブランドに育っていってもらえれば」と言います。

佐藤錦より大きく甘く、すっぱさが少ないそうです。
 

ひと粒2万円!

先日この「青森ハートビート」の初セリが行われました。15粒入りの箱に入ったもので一番高いものが30万円で落札され、ニュースにもなりました。

ひと粒2万円です。
初セリですからご祝儀相場とはいえ、開発に関わった人にはうれしかったことでしょう。

長内さん「これからですが、こういった評価はモチベーションになります」

高級すぎて、青森県内の方もそう簡単に食べられないのではないでしょうか?

長内さん「もちろん高級なものもありますが、県内ではふた粒入りで1,000円前後で販売されています。それでも十分高いですけど」

全国的に販売しているのでしょうか?

長内さん「全国デビューという位置づけで今年はプロモーションさせていただいていて、こちらで把握している情報としては、東京都内と大阪府内で販売されています」
 

食べ方はシンプルが一番

そのうち全国で食べられる日も近いというこの「ジュノハート」。
長内さんによれば美味しい食べ方を聞くと、生が一番とのこと。ちょっと冷やして食べればいいそうです。

ちなみに生産農家の方はちょっと違う食べ方をしているそうです。
特に暑い季節では、いったん凍らせてシャーベット状にして食べるとか。そうすると日持ちもかなりするようです。
​​​​​​​

衝撃的な味

多田「長内さんが品種改良して初めて食べた時どうでしたか?」

長内さん「衝撃的でしたね。今まで食べたサクランボは何だったんだろうな、というような感想で。
かなり肉厚ですし、皮もぱりっとしていて、かといって渋いわけではなく、甘すぎるわけでもない。絶妙なところを突いてきているような感覚でした。食べていただけるとわかると思います」

多田「当然、青森に行けば手に入りやすいですね?」

長内さん「ぜひ青森に足を運んでいただいて、7月の上旬、ねぶた祭りには早いですが、この時期ぜひ来ていただければと思います」

開発には20年以上かかったという「ジュノハート」。高級サクランボだからと言って、その種を庭に埋めて育てても、同じ実がなることはありません、残念ながら。
(みず)
 
多田しげおの気分爽快!!~朝からP・O・N
この記事をで聴く

2020年07月14日07時40分~抜粋

関連記事

あなたにオススメ

番組最新情報