飲んだ後の締めにあなたは何を食べますか?ラーメン、お茶漬け、雑炊などが定番でしょうか。
ところが、沖縄県の那覇あたりでは、お酒を飲んだら締めにビーフステーキを食べる、という話があるそうです。
6月30日放送の『多田しげおの気分爽快!!~朝からP・O・N』では、沖縄でステーキ店を展開している「ステーキハウス88」の大濱さんに多田が電話で伺いました。
締めはステーキ!
お酒の締めといえばラーメンが多いですが、本当にお酒の締めでステーキを食べるのでしょうか?
大濱さん「実際たくさんの人が食べていますね」
多田は「飲み会が10時とか12時に終わりました。それから食べるのでしょうか?」と半信半疑。
「そうなんですよ」とやや恐縮気味の大濱さん。
大濱さん「食べるお肉が赤身のステーキ肉で脂身が少ないので、翌日胃もたれすることがないので、実は締めにはふさわしいと言えるかもしれません。食べる肉は200gが一般的です」
締めというより、普通に晩ご飯で食べる量です。
大濱さん「しかもそれにスープ、サラダ、ライスがついていますので結構なボリュームです。これをペロッと食べるんですよ」
多田も最初はちょっと信じられないといった様子ですが、だんだん大濱さんの話に引き込まれます。
ステーキ屋が多い
若い人が多いと思われがちですが…。
大濱さん「それが意外と40代、50代の方が多くて、ステーキとなると平均料金が1,500円以上となるので、ある程度余裕のある方が多いです」
多田「どうして沖縄、特に那覇ではこういう習慣ができたのですか?」
大濱さん「沖縄はアメリカの占領下にあった時に、アメリカ人向けにステーキハウスができ、その近くにバーやパブがどんどんできました。ひとつの地域にそれらの店が密集したので、お酒飲んだ後にステーキという流れができたようです」
ステーキが安い!
沖縄には、もともとたくさんステーキを食べるという習慣があったようです。それは沖縄の歴史に関係があったのです。
返還されて間もない頃、多田は沖縄を訪れてステーキの安さに驚いたそうです。
多田「だからこちらの感覚より安く食べられ、普段からしょっちゅうステーキを食べていて、酒を飲んだ後もまたステーキということですね」
一家に一本・A1ソース
そういったステーキ屋に入るとA1ソースという沖縄独特のソースがあるそうです。
多田「特徴はどういうものですか?」
「まず酸味がきいていて味の強いソースとなっています。ですから、沖縄でも結構好き嫌いが分かれてきます。僕は小さい頃から大好きです」
「A1ソース」は沖縄県民では「一家に必ず1本ある」というほどの大人気。ソースの原料としてトマトなどの野菜やフルーツに加え、醸造酢を使用していて、その割合が、材料全体の3割を占めるという酸味のきいたソースです。
沖縄のステーキは、ヒレ肉のテンダーロインが定番で、さっぱりとした赤身のテンダーロインにはA1ソースの酸味がぴったりだそうです。
大濱さんは「『ステーキハウス88』ではオリジナルのニンニク醤油というソースも用意しています。甘味とニンニクの風味の強いソースで、これもおすすめです」とアピールします。
多田「沖縄に行ったら飲みに行った後に、締めのステーキを食べたら、沖縄っ子の気分が味わえるのですね」
大濱さん「ばっちりです!」
一方、北の札幌では、食事や飲み会の締めに甘い「パフェ」が定番となりつつあるといいます。北の「パフェ」と南の「ステーキ」、両者ともなかなか魅力的な締め方です。
(みず)
多田しげおの気分爽快!!~朝からP・O・N
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2020年06月30日07時41分~抜粋