コロナ禍における営業自粛で、配達を始めた飲食店は少なくありません。
そんな中、あるお寿司屋さんがスタートした「マッチョな男性がお寿司を届ける」というユニークなデリバリーサービスが話題となっています。
6月29日放送の『多田しげおの気分爽快!!~朝からP•O•N』では、「デリバリーマッチョ」を考案した愛知県安城市にある老舗寿司店「今寿司」の3代目、杉浦正典さんにお話を伺いました。
「おはようございマッチョ!」
「おはようございマッチョ!」
杉浦さんの元気なあいさつが響きます。
胸の筋肉がプキプキと動くほどのキン肉マンであるという杉浦さん。
ボディビルの大会で入賞経験もある実力者の杉浦さんは、自身の体型を生かして、筋肉ムキムキの男性がお寿司を運ぶ「デリバリーマッチョ」のサービスを始めました。
「どんな服装で?最初からパンツ1枚で行くんですか?」と興味津々の多田しげお。
実際はお客さんの玄関先まではスーツ姿で出向き、その後スーツを脱いでお客さんの前でボディビルのポージングをするそうです。
とはいえパンツ姿にまでなることは少なく、基本的には上半身のみ。
お客さんはボディビルの大会みたいに掛け声をかけたり、写真撮影をしたりと、かなり盛り上がってくれるんだとか。
「コロナ疲れには脱ぐしかない!」
出前するお寿司メニューの中には、「ボディビル寿司」という斬新なメニューも。
その気になる中身は「脂身が少ないローストビーフ、馬肉や鴨肉」といった筋肉によいネタを集めたものなんだそう。
杉浦さんがデリバリーマッチョを始めたのは、やはり新型コロナウイルスの影響が大きくありました。
宴会の需要がなくなり、4月の売り上げは約9割も落ち込むことに。
頼みの綱はお弁当の宅配のみ。
そんな中、杉浦さんがお寿司を配達すると、お客さんから「いい身体ですね」と褒めてもらうことが多くなったと言います。
明らかに上がるお客さんのテンションを見て、杉浦さんは「コロナで疲れた時には脱ぐしかない」と決断しました。
マッチョのご指名
緊急事態宣言によるジムの閉鎖で、仕事がなくなってしまった筋トレ仲間にも声をかけ、5月中旬からこのデリバリーをスタートしました。
多田「仲間の皆さんは『よっしゃー!』という感じでした??」
杉浦さん「やっぱりやる気満々ですよ。ボディビルダーは身体を見せたいので」
中にはモチベーションが上がり「日焼けサロンに行かないと」と、身体をきっちり仕上げてから配達するメンバーもいるんだとか。
この「デリバリーマッチョ」を始めてからは売り上げが上がり、今ではマッチョの指名が入ることも。
中には「お寿司はいいから、とにかく来て!」というお客さんもいるそうで、「お寿司のできより、身体のできが心配になっちゃうくらい」と杉浦さん。
「コロナの外出自粛で元気がない時に、『元気になりました!』と言っていただけるとうれしいです」と、やりがいを語ってくれました。
一石二鳥の「デリバリーマッチョ」
「デリバリーマッチョ」を頼む方は、30~40代女性のランチ会が多いと杉浦さん。
最近では、病院から「医療従事者やこどもたちを元気にしてほしい」といったオーダーや、新入生歓迎会がなくなってしまった会社から「社長の自宅で新入社員に一言いってほしい」といったオーダーも入るそうです。
「杉浦さん、いいことやってますね!」と、思わず感嘆の声が出る多田。
おいしいお寿司を配達してもらえて、マッチョマンの筋肉美で元気をもらえる。
まさに一石二鳥の「デリバリーマッチョ」、おすすめです!
(minto)
多田しげおの気分爽快!!~朝からP・O・N
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2020年06月29日08時12分~抜粋