岡山県倉敷市にある倉敷美観地区。
国産ジーンズの発祥地である児島地区には、「児島ジーンズストリート」と呼ばれる400メートルほどのストリートがあります。
このストリートに、冷えた夏用マスクの自動販売機が登場し、話題となっています。
6月18日放送の『多田しげおの気分爽快!!~朝からP•O•N』では、このマスクを販売している渋谷商店社長の渋谷敏夫さんに電話でお話を伺いました。
立体構造布マスク
日ごとに気温が高くなり、マスクを着用しているのが辛い時期がやってきました。
渋谷商店が販売しているのは、3層構造の「夏用布マスク」。
外側はダブルガーゼ、真ん中に荒めのメッシュの芯材をはさみ、肌に触れる内側の部分はシルクでできています。
「シルク、絹。上等ですね」と感心する多田しげお。
渋谷社長によると、このマスクの一番の特徴は「立体的に縫いあげているので、口元や鼻に生地がまとわりつかない」ということ。
顔とマスクの間に空間があるため呼吸がしやすく、結果蒸れにくいというわけです。
サイズは幼児から大人までの4タイプ。
色は手染めの青、緑、ピンク。そして、ライトブルー、ミントグリーン、きなり、白の計7色です。
7色と聞いて、「曜日ごとに色を変える。そんなこともできるわけですね」と喜ぶ多田。
手に取って「わぁ冷たいっ!」
渋谷商店では、この立体構造の涼しいマスクを「児島ジーンズストリート」の中心地付近にある自動販売機で冷やした状態で販売しています。
この自動販売機はもともと飲料水用の自動販売機なので、そのまま冷えた状態で出てくるという仕組みです。
「かなり冷え冷えのマスクが出てくるわけですよね」と多田は興味津々。
マスクの冷却効果は持続しないものの、付けた瞬間が冷たく、そして呼吸がしやすい作りが好評だと渋谷社長。
多田「付けた瞬間、冷たいのはいいですね」
渋谷社長「手に取られた時には皆さん『わぁ冷たいっ!』って言われます」
大人気のこのマスク、毎日300枚以上売れるため「生産が追いつかない状態」とうれしい悲鳴をあげる渋谷社長。
「ミシンもあるし、縫おう」
もともと、自動車用シートの縫製を手掛けている渋谷商店。
世の中がマスク不足に陥った時に、「ミシンもあるし、自社で使うものは縫おう」と思い立ったといいます。
多田「作ったら『こっち、よう売れるじゃないか』と。こういうことですね!」
渋谷社長「今回自販機を置いたことで、皆さんに気軽に買っていただけて」
新型コロナウイルス感染拡大の影響で受注が減り、会社的にも厳しい状況の中、「自分たちでやれることはやろうということで、なんとかうまく回っていった」と渋谷社長。
「『マスクを作ろう!』と最初に言い出したのは社長ですか?素晴らしい。従業員も守ることができて、世の中にも貢献できて、ということですもんね」と多田も感心しきり。
「自動販売機をもっと増やす気はあります?」という多田の質問に「今のところはまあ、この状態で」と笑う渋谷社長。
「生産が回復していればいいなと思っております」と、世の中が日常通りに戻る日が来ることが一番と語る渋谷社長でした。
(minto)
多田しげおの気分爽快!!~朝からP・O・N
この記事をで聴く
2020年06月18日08時12分~抜粋