多田しげおの気分爽快!!~朝からP・O・N

豪雨災害で感染拡大も心配…今年の梅雨はどうなる?

今年の梅雨入りが6月10日に中国・近畿・東海地方で続々と発表され、11日には東北地方の南部まで進みました。

新型コロナウイルスの影響で外に出ることが少なかったため、あまり春を感じることがないまま夏に入ってしまったと感じている方も多いと思いますが、果たして今年の梅雨の傾向はどんな感じになりそうでしょうか。

6月12日放送『多田しげおの気分爽快!!~朝からP・O・N』の1コーナー「沢くん教えて」では、気象予報士でもある沢朋宏アナウンサーが、今年の梅雨について解説しました。

[この番組の画像一覧を見る]

雨の勢いが強くなった原因

沢アナによりますと、梅雨の傾向自体を予測するのはなかなか難しいとのことですが、本来は6月に「しとしと雨」、7月は「ザーザー雨」と、一般的に梅雨の前半と後半では、雨の勢いは異なるとされてきました。

しかし、近年は6月でも豪雨が発生する状況となっており、つい先日も熊本の一部地域で冠水のニュースが報じられました。

「しとしと」という感じではなくなってきているのですが、なぜ梅雨の早い時期でも激しい雨が降るようになったのでしょうか。

沢アナはその原因について、気温が高くなってきていることと関係していると解説し、1つの例えを出しました。

夏とは違って冬はよく窓が結露しますが、これは気温が低いとすぐに水蒸気を空気中に含むことができなくなり、水滴になってしまうためです。

この状況を「飽和水蒸気量が少ない」といいますが、逆に気温が高ければ高いほど、空気中に水蒸気のままで保てる水分の量が多くなります。

そして、限界点を超えると大量の水が発生してしまうことになり、気温が高いほどその勢いは強いというわけです。

沢アナは「地球温暖化の1つの負の側面と言われている」と評しました。
 

コロナ感染が広がる危険も

以前よりも雨の勢いが強くなっているという傾向は今年も続くそうで、西日本だけではなく東海地方まで、豪雨災害のリスクが高い梅雨になりそうとのことです。

今、最も心配されているのが、新型コロナウイルスの感染が心配されている中で災害が発生した場合、感染がさらに広がってしまうのではないかということ。

多田「特に今年の場合大きな被害が出たら、避難所とかで3密どうするんだとか言われてますから、なんとかちょびちょびで行ってくれたら良いんですけどね」

早い梅雨明けが望まれますが、平年は7月21日頃ですので、まだ1ヶ月以上ありそう。

沢アナ「それが終わると次は台風のシーズン、お盆頃は秋雨の大雨の季節がやってまいります。それを超えると台風本格化のシーズンがやってきます」

多田「今の日本は1年の半分、夏を中心にドバっと雨が降っても全然おかしくないという気候になってしまったと。いよいよその雨のシーズンが始まりましたねと……」

今から気が滅入りそうですが、あらためて自分が住んでいる場所は豪雨が起きた時どうなりそうなところなのか調べつつ、万が一に備えておくことが大事ですね。

最後に多田は「でもまずはカラ元気で!頑張っていきましょう!!」と、リスナーに向かって勢いづけました。
(岡本)
 
多田しげおの気分爽快!!~朝からP・O・N
この記事をで聴く

2020年06月12日07時07分~抜粋

関連記事

あなたにオススメ

番組最新情報