多田しげおの気分爽快!!~朝からP・O・N

金沢に行ったら絶対食べたい!「ハントンライス」とはどんなもの?

石川県には「ハントンライス」というソウルフードがあるそうです。

50年ほど前に、ある洋食屋の賄い料理として作られ、そのお店の正式メニューとなって登場。現在では数多くのの店でメニューに載り、すっかり金沢の味となりました。

6月8日放送の『多田しげおの気分爽快!!~朝からP・O・N』では、ハントンライス発祥の店といわれる洋食店『グリルオーツカ』の三代目、大塚正樹さんに電話で伺いました。

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これがハントンライス!

「ハントンライス」とは、ケチャップをなじませたバターライスの上に、半熟の薄焼き卵をのせて、その上に白身魚のフライをのせて、タルタルソースをたっぷりかけたものです。

彩り豊かでボリュームもあるそうで、大塚さんは女性の方には“小”をすすめているそうです。

ハントンライス誕生の物語を尋ねました。

大塚さん「元はというとまかない料理です。オムライスというのは巻かないといけないので時間がかかる。まかない料理は時間があまりなく、一皿で食べられるのがいいので」

まかない料理は時間がないから、卵はまかない。ダジャレのようですが、これが誕生の理由なんです。

多田「薄焼き卵をきれいに包むのではなくポンと上においた。フライをおき、その場にあるタルタルソースをかけた。要は、あるものを使って作ろうですね。そして、食べたらうまかった」

おいしいものを作ろうという料理人の活気が伝わってきます。
 

いろいろなハントンライス

今では金沢の名物となり、いろいろなお店で出されているそうです。

大塚「店によっては、上にのっている具はトンカツだったり、エビフライだったり、ステーキのところもあります。
主に、洋食屋さんやビストロですけど、うどん屋さん、サービスエリアまでメニューに出しているところがあります」

店によって、いろいろ個性を出しているようです。ちなみに「グリルオーツカ」では、カジキマグロのフライと小エビのフライを乗せているそうです。

多田「ちょっと豪華ですね」
 

“ハントン”はどこから?

それにしても不思議なのが「ハントン」という名前です。

大塚「ハントンは造語です。“ハン”はハンガリーのハン、“トン”はフランス語でまぐろの意味です。それをあわせて“ハントン”。

当時まかないで出していましたが、働いていたコックさんが新しくお店を開店する。そこで目玉となるメニューはないかというとこで、これに名前をつけて出すことにしました」

ハンガリーにこうした料理はないようですが、マグロのフライ自体はよく食べられているようです。ハントンライス、本場ハンガリーの人にぜひ食べて欲しいですね。
 

観光客に好評

初めて注文した観光客は、まずボリュームのある見た目にびっくりするそうです。
赤、白、黄色、最後にパセリを振っているので緑と、色とりどり。
食べ方に正解はないようで、端から食べる人もいれば、混ぜて食べる方もいるそうです。

多田は「地元のみなさんにも、観光客のみなさんにも、金沢ハントンライスをおいしく食べてもらってください」と、大塚さんにエールを送りました。

福井県のボルガライス(オムライスの上にカツを載せソースをかけたもの)、長崎県のトルコライス(豚カツ、ピラフ、スパゲティが一つの皿に載っているもの)とともに、一度は食べたい有名ご当地ライスです。
(みず)
 
多田しげおの気分爽快!!~朝からP・O・N
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2020年06月08日07時43分~抜粋

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