多田しげおの気分爽快!!~朝からP・O・N

青森・弘前市「今ならでは」のご当地缶バッジが人気

『多田しげおの気分爽快!!~朝からP•O•N』では、全国各地の名物や話題を届けるコーナーがありますが、5月28日の放送では、青森県弘前市で販売されているユニークな缶バッジを紹介。

缶バッジには津軽弁が描かれているのですが、その言葉は現在の状況にピッタリのもの。

いったい、どんな言葉が書かれているのでしょうか?

「おみやげTシャツ田村商店」の田村訓さんに、パーソナリティの多田しげおが電話でお話を伺いました。

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「たがれば まいね」の意味は?

缶バッジに書かれているのは、新型コロナウイルスの予防対策、いわゆる「3密」に関するもの。

例えば「集まるのはダメですよ」というのは、「たがれば まいね」で、「たがる」は集まるという意味です。

「そんなに密接になるな」というのは「したらに ねっぱぐな」で、「ねっぱぐ」はくっつくという意味です。

そして「いづだかんだ あさぐな」は、「いづだかんだ」が「用もないのに」とか「目的もなく」という意味で、「あさぐ」が出歩くという意味ですので、ステイホーム、「不要不急の用事で出歩くな」という意味になるそうです。

最近は県外の移動が自粛されている状態で、観光客の方はあまりいらっしゃらないと思いますが、青森県内と県外、どちらの方により売れているのでしょうか。

田村さん「県外の津軽弁が全くわからない方だと、まったく意味が分からないと思いますが、最近新聞とかで紹介していただいたおかげで、全国から注文は来るんですよ。

元津軽地方出身の方とか、津軽弁をある程度理解されている方に買っていただいているんだと思います」
 

英語とローマ字の表記も

ただ、このバッジにはちゃんと標準語の言葉と英語も書かれていて、先程紹介しました「いづだかんだ あさぐな」の下には、「STAY HOME」の文字があります。

英語で書かれている理由ですが、田村さんは弘前さくらまつりに毎年出店されていて、初めて出店した時に外国人の方がすごく多いと感じたそうで、外国人も津軽弁が話せるようになると面白いのではないかと感じ、英訳した言葉を書いたのだとか。

そのため発音もできるように、ローマ字でも表記しています。

ただ残念ながら、今のところ外国人の方は数名ほどしかまだ購入されていないとのことですが、のちに観光客が増えれば、購入される方が増えるかもしれません。
 

歩いてみたくなる弘前の魅力

田村さんは現在、青森でお店を営まれていますが、一度、青森から出たことがあり、その後戻ってきたことでより弘前の良さが再認識できたそうで、それが津軽弁を広める缶バッジの作成につながっているのかもしれません。

その田村さんにあらためて弘前の良さについて語っていただきました。

田村さん「全国的に有名なのがさくらまつりで、夏はねぷた祭りが有名なんですけど、街を歩いていてもゴチャゴチャした感じがなくて、(新型コロナの影響で今は)ダメなんですが、外に出たくなるという街なんですよ。

洋館なんかもものすごくあるんで、目的がなく歩いても大丈夫な街です」

新型コロナの感染が落ち着いたら、それこそ旅行で、不要不急の用事でも歩いてみたくなる街ですね。
(岡本)
 
多田しげおの気分爽快!!~朝からP・O・N
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2020年05月28日08時13分~抜粋

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