多田しげおの気分爽快!!~朝からP・O・N

ストレス解消できる?映画『ライフ・イズ・ビューティフル』を観よう

いわゆる「おうち時間」が続いていますが、コロナ以前は時間がなくて映画をじっくり観る機会のなかった方は必読です。

5月5日『多田しげおの気分爽快~朝からP•O•N』では、日本ヘラルド映画の宣伝で活躍されていたん広江邦生さんが、この時期に観たい映画作品をセレクトしました。

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ライフ・イズ・ビューティフル

今回紹介するのは1997年のイタリア映画『ライフ・イズ・ビューティフル』です。
監督、脚本、主演はロベルト・ベニーニ。この年アカデミー賞の主演男優賞も獲得した作品です。

舞台は第二次世界対戦下の北イタリア。ユダヤ人の迫害、ホロコーストを描いた作品です。ロベルト・ベニーニ扮する主人公のグイドは、ある女性に一目惚れをして結婚。息子が誕生します。

第二次大戦が激しくなり、北イタリアにもドイツ軍が駐留して来ると、グイドがユダヤ系イタリア人だったために、この家族3人は強制収容所に送られてしまうというストーリーです。
 

ペーソス溢れるシーンに笑い

その強制収容所で、グイドは息子に、なんとか明るくその収容所で生活をしてほしいという思いから「これはゲームなんだよ。泣いたら負け。勝てば戦車に乗って帰れるよ」と嘘をつきます。

我が子の心と命を、命がけの嘘で守っていこうとするグイド。
元々このグイドを演じているベニーニはイタリアのコメディアン。ペーソス溢れるシーンがあり、観ていてクスッと笑ってしまうことも多数。

収容所生活は、あまり悲惨が描かれずに、ひょっとしたら戦争が終わって、この家族は死なずに生還するのか?と思わせるようなストーリー展開。
 

家族の絆を純粋に描写

最後のシーンは、スクリーンの中で登場人物は笑っているのですが、観ている観客は泣けてくるという、なんとも奥深く、人の機微を教えてくれるようなことになります。

第51回カンヌ国際映画祭で審査員グランプリ。第71回米国アカデミー賞で主演男優賞、作曲賞、外国語映画賞を受賞。トロント国際映画祭で観客賞、フランスではセザール賞を受賞しています。

「家族の絆。これをあまりにも純粋な描写で見せてくれた作品」と、セレクトした広江さんのコメントです。
外出自粛でイラついている方、『ライフ・イズ・ビューティフル』を観れば、涙でそのイライラを流せるかもしれませんよ。  
(尾関)
 
多田しげおの気分爽快!!~朝からP・O・N
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2020年05月05日08時15分~抜粋

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