多田しげおの気分爽快!!~朝からP・O・N

レッツストレッチ! お家で運動不足を解消しよう

今年のGWは「ステイホーム週間」でした。
長い長い自粛生活で、身体がなまってしまった方も多いのではないでしょうか。

今週の『多田しげおの気分爽快!!~朝からP•O•N』は、中京大学名誉教授の湯浅景元先生を招き、家の中でできる運動不足を解消する体操を教えてもらっています。

5月7日は、筋肉が硬くなるのを防ぐ「ストレッチング」です。

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かゆいところに手が届く?

筋肉が硬くなると、痛みが起きたり、転倒の事故につながったりなど、日々のことがしづらくなることがあります。

「例えば、背中のどこでもかゆいところに手の指が届きますか?」と尋ねる湯浅先生に、「この背中の真ん中はね、だいぶ前から届かないんですね」と多田。

「上から回しても、下から回しても届かないところがあるんですね(笑)」と多田は残念そうに語ります。

背中がかゆいだけであれば孫の手や30センチ定規などで事足りますが、身体が硬いことで生活上困ることもあります。

しばらく運動をしないと筋肉は硬くなってしまう性質があるため、これをほぐす必要があるのです。
 

精神的なストレスにも

湯浅先生によると、一番いい方法は「縮まっている筋肉をゆっくりと時間をかけて伸ばしてあげること」。

それがストレッチングです。

「ストレッチングは不思議なものですね。やったあとにスーッと精神的なストレスも治まったりする」と湯浅先生。

今回湯浅先生が紹介してくれたのは、3つのストレッチング。

1つ目は、「ふくらはぎ」です。

ふくらはぎは、一番硬くなってくるところ。

第2の心臓といわれている部分で、ここがしっかり柔らかく動くことで血液の流れが良くなります。

ジョギングが趣味の多田。

多田「心臓から血液が足の先まで行くと。ここからまた戻さないかん。この時にふくらはぎが伸縮すると、下から戻しやすくしてくれる」
湯浅先生「そうです。それが硬くては困りますよね」
 

時間より「回数」が大事

ふくらはぎのストレッチングは、滑り落ちないように十分注意しながら、椅子に座って行います。

椅子に浅めに座り、手で椅子の横を持って身体を支えます。

どちらか一方の足の膝を伸ばして前に突き出し、かかとを床につけ、つま先をすねの方にぐっと引き寄せ、ゆっくりと身体を前に倒します。

「うぉわー! 来るー!」「おおー!」と同時に声を出す多田と加藤愛アナ。

このまま10秒間キープして、ゆっくり戻す。

片方が終わったら、もう片方の足も同じようにします。

最近の研究で分かってきたことは、20~40秒といった長い時間よりも、5~10秒といった短い時間で回数を増やす方が効果が出るということ。

湯浅先生いわく、「気が向いた時に、1日に何回も行うことがストレッチングのこつ」なんだそう。
 

「ああー気持ちいい!」

2つ目は「背中と腰の筋肉」。

椅子に浅めに座り、両手はふとももに置きます。

続いて両手を膝へ。そのまま身体を倒し、両手をすねへと下ろします。

ギリギリまでいったら、そこで5~10秒耐えます。

そのまま手を離さず、すねから膝、膝からふとももへと戻します。

倒した身体を戻すときに腰を傷める可能性があるので、動作はゆっくり。

「ああー気持ちいい!」と、かなり効いている様子の加藤。

「5~10秒をこまめに繰り返すことを意識されると、だいぶ筋肉が伸びてきます」と湯浅先生。
 

背骨の大切な働き

3つ目は「背骨」。

背骨に沿ってある「脊柱起立筋」という長い筋肉が硬くなると、背骨の動きが硬くなってきます。

これが関節痛を引き起こす原因にもなるのです。

普通に椅子に腰かけ、手は自由に。

この状態から、背中を真ん中を後ろから引っ張られている感じで、猫が丸くなるようにできるだけ丸めます。

5~10秒たったらゆっくり伸ばします。

続いて胸を張るようにしてそらし、同じく5~10秒たったら、また背中を丸めます。

このように、丸めて伸ばしてを繰り返してください。

「後半が結構。そる時に『伸びてるー!』っていう感じ」と多田。

湯浅先生いわく、「人は歩いている時に、背骨が微妙に動いている」。

背骨が動くことで、歩く時の衝撃を脳に伝えづらくしているのです。

背骨が硬くなると、腰だけではなく、首にも大きな負担をかけてしまうので、時々柔らかくしてあげることが大切であるというわけです。
 

会議に「伸び」を

「時々、『ああーしんどい』といって、伸びをするでしょ。あれって、知らないうちにやってるストレッチなんですね」と気づいた多田。

疲れた時に思わずやってしまう「伸び」は、「『筋肉が縮まっているよ』という命令が、筋肉から脳に出されたもの」と湯浅先生。

「それをほぐしてあげると、筋肉から脳に行く刺激がおさまるので、脳がすっきりしたなという気分になる。人間はそれを自然にできるようになってるんですね」

多田「会議なんかでもね、伸びすればいいわけですね。
湯浅先生「周りの目を気にしながらね(笑)」

多田「不謹慎といわれようが、『健康のためには』といって」
湯浅先生「本来はそれなんですよ!」

多田「そのあときっと、いいアイディアが生まれるんでしょうね」
湯浅先生「期待します(笑)」

お家でできる体操で、身体の筋肉を柔らかくしましょう!
(minto)
 
多田しげおの気分爽快!!~朝からP・O・N
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2020年05月07日07時37分~抜粋

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