多田しげおの気分爽快!!~朝からP・O・N

こんにゃく消費量日本一!だから山形県民はこだわる

総務省統計局のデータによると、山形市がこんにゃくの消費量でトップだそうです。

4月22日『多田しげおの気分爽快』では、山形県のこんにゃくメーカー、ヤマコン食品有限会社 代表取締役社長の長谷川晃一さんに、なぜ山形はこんにゃく愛が強いのかを尋ねました。

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こんにゃく大好き

「山形県民は非常にこんにゃくを食べる場面が多いんです」と長谷川さん。

山形県では毎年秋に「日本一の芋煮会」が行われます。
6.5メートルの大鍋を使って3万食以上の芋煮が作られるイベントですが、この芋煮の中になんと5,000枚以上のこんにゃくが入っているそうです。

「こんにゃくは脇役ですけど、必ず皆さん、入れていただきます」

芋煮以外の料理でも山形県の人はこんにゃくをよく食べるそうです。
 

普通に言われても…

山形といえば玉こんにゃくを連想する方も多いでしょう。
この他にもこんにゃくの種類が多いという長谷川さん。

長谷川さん「皆さんご存知の、平こんにゃくだったり角こんにゃく、糸こんにゃく…」

普通に話していく長谷川さんですが、「角こんにゃく」という聞きなれない名前が飛び出し、「ちょっとすいません」と焦る多田しげお。

多田「平こんにゃくって普通のこんにゃくですよね?」
長谷川さん「そうです」
多田「角こんにゃくってのは?」
長谷川さん「三角だったり、四角だったり、それ以外の形だったり、まあ角があるこんにゃくですね」

山形県では、おでんに使う三角のこんにゃくなどを「角こんにゃく」と呼ぶそうです。
 

変形こんにゃく

「あとは弊社では、ちく長谷川さんわこんにゃくとか帯こんにゃくなんていう面白いこんにゃくもあります」

「ちくわこんにゃく」とは、その名の通り真ん中に穴が開いたちくわの形をしたこんにゃく。

「帯こんにゃく」は薄くて幅広で長い帯の様なこんにゃく。巻いたり包んだりと使い方はいろいろです。
 

元祖玉こんにゃく

ヤマコン食品の主力製品は「玉こんにゃく」ですが、こんな事実が…。

長谷川さん「玉こんにゃく自体は、弊社の創業者がですね、明治20年(1887年)頃に考えまして。みたらし団子ありますよね?それにヒントを得てですね、作ったのが最初といわれております。
今では、皆さんに買っていただいているので非常にありがたいです」

「玉こんにゃく」の生みの親はヤマコン食品だったのです。

手作りで作り始めた玉こんにゃくですが、製造が追いつかなくなった昭和28年(1953年)には、玉こんにゃく製造機を自社開発して、今に至ります。
 

こんにゃくにはうるさい

多田「山形料理を出すお店で、玉こんにゃくを食べますけど、玉こんにゃくって味が非常に染み込んでますよね?」

長谷川さん「丸い形をしてるので、表面積が多くて染み込みやすいのと、その他に空炒りしてから煮ていることが多いので、味が染みると感じるんじゃないかと思います」

「乾煎り」とは水や油を使わずに、鍋やフライパンで加熱して水分を飛ばすこと。玉こんにゃくを料理する時は、この乾煎りを2~3分してから醤油を入れると味が染みこむんだそうです。おいしく食べるためには県民の知恵もありました。

「他の県からは群を抜いて消費量が多いので、こんにゃくに関してうるさい県民性だと思います」

山形県民のこんにゃくへの思いをこのように語る長谷川さんでした。 
(尾関)
 
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2020年04月22日07時43分~抜粋

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