気がつけば桜が散り、新緑が目につく頃になりました。
4月14日放送の『多田しげおの気分爽快!!~朝からP・O・N』「旬食コーナー」で取り上げた食材はナス。
名古屋市中央卸売市場から名古屋青果株式会社の久野さんに電話で伺いました。
4月17日は「なすび記念日」
ナスは夏野菜の代表ですが、今の時期に入荷するナスは「冬春ナス」といわれ、10月から6月頃に出荷されるハウス栽培のものです。
そして4月17日は「なすび記念日」だそうです。
これには3つの理由があります。
(1)4月の中下旬から冬春ナスの出荷が最盛期を迎えるので。
(2)「一富士、二鷹、三なすび」という言葉があります。これは徳川家康が好きなものを順に並べたという説があります。そのナス好きの家康公の命日が4月17日なので。
(3)語呂合わせで4・1・7を「よいナス」と読んで。
これらから4月17日を「なすび記念日」に制定し、2004年に日本記念日協会の認定を受けたそうです。
多田は「4・1・7なら『よいなっぱ』でもいいのでは」と混ぜ返しますが、久野さんは「『よいナス』です!」と言い切ります。
記念日を決めて、それに合わせてイベントなどを開催して、ナスのよさをPRし、盛り上げていこうということでしょう。
ナスの種類
「冬春ナス」の産地はどのあたりでしょうか?
久野さん「名古屋市場に入荷する主な産地は愛知県と熊本県です。
愛知県産は長卵形系のナス。長さ13~15cmほどで、代表的な品種は千両ナスととげなしナスです」
一方で熊本県産のものは長ナスで、20cmほどの大きさ。代表的な品種は筑陽です。
久野さん「どのナスもどんな料理にも使えますが、千両ナスは実がしまってるので、浅漬けなど漬物に。とげなしナスと長ナスは実がやわらかいので炒め物に合うと言われています」
ナスとベーコンのチーズ焼き
久野さんにおすすめの料理を教えてもらいました。
実は、ナスはこどもがきらいな野菜のナンバー1。そんなこどもでもおいしく食べられる料理です。
○ナスとベーコンのチーズ焼き
【作り方】
(1)ナスはへたを切り取り、縦半分に切ってから、ななめに薄切りにします。
(2)ベーコンは1cm幅に切ります。
(3)フライパンを中火で熱し、オリーブオイルを入れ、ナスとベーコンを炒めます。
(4)ナスがしんなりしたら、塩と黒コショウで味を調え、耐熱皿に入れます。
(5)ピザ用チーズをナスが見えなくなるくらいのせ、その上にパン粉をのせ、オーブントースターで約7分。
(6)チーズが溶け、パン粉にこんがり焼き色がついたら出来上がり。
多田はすかさず「こどもにもいいですけど、ビールのつまみにいいですね」と、自分の食生活に寄せて考えます。
久野さんは「ナスとベーコンとチーズは相性がよくて、香ばしく焼けたパン粉はサクサクとした食感でとてもおいしくて、家飲みで家族そろって楽しく食べていただきたいです」とアピールします。
多田「今は家飲みですね」
久野さん「家族で楽しく食べてください」
作り方は簡単で、食卓がにぎわいそうなメニューです。ぜひ、作ってみたいですね。
(みず)
多田しげおの気分爽快!!~朝からP・O・N
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2020年04月14日08時16分~抜粋