多田しげおの気分爽快!!~朝からP・O・N

煎茶の香りを味わう 茶吸い物

毎週火曜日の『多田しげおの気分爽快!!朝からP・O・N』「暮らしに鉄分」では、料理研究家の関富子先生が淡口醤油を使ったレシピを、毎週1品ずつご紹介します。
教えを受けるのは、アシスタントの桐生順子。

4月14日のレシピは煎茶で新鮮な味わい「茶吸い物」です。
新茶の季節、ぜひお試ししてほしい一品です。

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だしを作っていきます!

昆布5gは表面の汚れをふき取って、縦向きの繊維に対し、直角に切れ目を入れ、鍋に水 3.5カップを入れ30分ほどつけておきます。

30分ほど経ったら、鍋を火にかけます。
昆布の周りに泡が立ってきたら、沸騰直前に昆布を取り出します。

昆布を取りだした汁が煮立ったところに花かつお8グラムを入れて、3秒ほどしたら火を止め、20分置いてこします(こすのは、鍋に移しておいた方が良いです)。
こしただし汁は、火にかけて加熱しておきます。


 

ここで茶葉の登場!

別の鍋を用意して、煎茶大さじ1と1/2入れて火を通し、いい香りがしたら、火を止めます。



そこに先ほど作った、火にかけておいた熱いだし汁を入れます。



煎茶の茶葉が開いたら、その汁をこします(こちらも鍋にこすと良いです)。

椀種の下ごしらえ

茶吸い物の中身、椀種を作ります。
だしを作る過程で花かつおを入れて、20分ほど置いている時にこの工程を終えておくと、時間が有効に使えます。

鯛を100gを、4切れ、または8切れに分けて、耐熱皿の上に並べ、酒小さじ2、淡口醤油小さじ1/3で下味をつけて、500ワットの電子レンジで30~40秒ほど加熱します。



麩は8個を水につけて、戻したら固く絞ります。
小さい切り餅2個を用意し、1個を2等分、計4切れ(一人一切れ)になるように切り分けたら、ガスコンロか、オーブントースターで焼きます。
焼きすぎに注意してください(お茶の香りがなくなってしまいます)。



それぞれ準備出来たら、椀種をお椀に移します。



だし汁を温め、淡口醤油小さじ1ほど入れ、味を調えます。



お椀に注ぎ、茶葉を少々入れて、浮かしたら完成です!

上品な香りと味わいをご堪能あれ!

桐生「鯛の香りとお茶の香りがふわっと来ますね」
関先生「ご飯にかけて鯛茶漬けなんかにしてもおいしいです」
桐生「お茶の香りで鯛の臭みも消えて、すごく上品なお吸い物ですね」
関先生「上品です」

ポイント
*具材は、お茶の風味を感じるために、味付けの薄いものが良いです。
*煎茶の茶葉が開いたらなるべく早めにこした方が、茶葉の苦みが出すぎず、美味しく味わえます。
 

材料(4人分)

≪だし汁≫
水    3.5カップ
だし昆布 5g(5㎝程度)
花かつお 8g

煎茶 大さじ1と1/2

淡口醤油 小さじ1

≪椀種≫
鯛(切り身)  100g
酒       小さじ2
淡口しょうゆ  小さじ1/3
麩       8個
切り餅(小さめ)2個

茶葉 少々


 
多田しげおの気分爽快!!~朝からP・O・N
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2020年04月07日08時26分~抜粋

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