多田しげおの気分爽快!!~朝からP・O・N

これから最盛期!新タマネギのおいしい食べ方とNGな調理法

もう春の季節となりましたが、春の今しか味わえない野菜はいろいろあり、その1つが「新タマネギ」です。

3月24日放送『多田しげおの気分爽快!!~朝からP・O・N』の「旬食」コーナーでは、今の季節ならではというタマネギのおいしい食べ方について、名古屋市中央卸売市場・丸協青果株式会社の中村さんに、パーソナリティーの多田しげおがお話を伺いました。

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新タマネギと普通のタマネギは違う!

新タマネギの産地は年明けに静岡からスタートし、やがて九州のものが多くなり、その後、愛知からも出荷されます。

タマネギの産地といえば、北海道を思い浮かべる方も多いでしょうが、北海道のタマネギは10~11月に収穫したものを2~5月まで貯蔵して売っている点が、新タマネギと違っていて、ほどほどに辛味もあり、堅めのものが多いそうです。

逆に新タマネギはみずみずしくて辛味が少なく、サラダに向いています。

ここでよく誤解されるのが、新タマネギは、新米のように単なる収穫したてのものというわけではないということ。

年間を通じて販売されるタマネギとは、根本的に種類が違うのです。

新タマネギは超極早生(ちょうごくわせ)品種と呼ばれるもので、かなり早くに収穫される種類のもの。

ゴールデンウィーク頃になると、愛知県産のものでも、もう新タマネギとしては売られないそうで、6月以降は硬めの品種にとって代わります。
 

新タマネギにピッタリの料理は?

普通のタマネギとは種類が違うということは、調理方法も違うということになるのですが、いったいどんな料理に合うのでしょうか。

ナカムラさんがおすすめするのはズバリ、生で食べること。

ただ、火を通さない状態で食べられるということは、中途半端に焼いた状態でも食べられるということ。

ナカムラさんは、ステーキや焼肉を食べる時、新タマネギを一緒に食べるとおいしいと言います。

多田「例えば、肉の上に生のまま(新タマネギを)ポンと置いて、ちょっと熱が伝わるぐらいでも十分食べられると」

普通のタマネギだと硬いままで食べられないですが、新タマネギならちょっと熱を加えただけでもおいしくいただけて、付け合せに最適という意味かと思いきや……。

ナカムラさん「その逆で、肉を炒めてちょっと休ませたいなと思った時に、タマネギの上に(肉を)乗せる」

多田「ナカムラさんの肉を食べている姿が想像できますね(笑)」

付け合せというよりも、むしろメインといったところでしょうか。

新タマネギにピッタリの料理は?

ナカムラさんはさらに、新タマネギをさらにおいしく食べるには、絶対にしてはいけないことをアドバイスしました。

ナカムラさん「水でさらさず、洗わずに食べて欲しいんですね。水でさらしちゃうと他の栄養素も流れちゃうんですよ。ですから薄めに刻んでもらって、そのまま置いとけば良いです」

よくタマネギを水にさらすと辛味が取れるといいますが、新タマネギの場合は空気に触れさせるだけでよく、ちょっと食べてみてまだ辛い場合はしばらく待って、何度かつまみ食いして試してみましょう。

これが新タマネギであっても、6月ぐらいに出るものであれば、なかなか辛味が取れませんので、その場合は水にさらして調理すると良いそうです。
(岡本)
 
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2020年03月24日08時13分~抜粋

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