多田しげおの気分爽快!!~朝からP・O・N

町の銭湯がクラフトビール醸造所に改装!飲み方も一味違う

さまざまなスーパー銭湯が人気を博す一方で、町の普通の銭湯が減っていますが、大阪には廃業した銭湯でクラフトビールを作っている会社があるそうです。

3月9日放送『多田しげおの気分爽快!!~朝からP•O•N』では、大阪府東淀川区にある『上方ビール』代表の志方昴司さんに、塩見啓一アナウンサーが電話でお話を伺いました。

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銭湯の跡地でなぜビールづくり?

醸造所があるのは、新大阪にほど近い淡路という所で、住宅などが並ぶ庶民的な地域にあります。

一昨年まで60年あまり営業してきた御幸温泉が廃業となり、そこを買い取った後、ある程度設備などを残した状態にしているとのこと。
そもそもなぜ、銭湯を買い取ったのでしょうか?

志方さん「もともとは工場に必要な床面積で不動産屋さんにお願いしてたんですけど、その中の1つが御幸温泉の跡地で、見に行った時に面白いからこれでやろうと」

かつての男湯をビール工場に改装しているのですが、浴槽部分は頑丈なので壊すのが大変だった反面、タンクにビールを詰めて重くなっても床などが大丈夫というメリットもあったそうです。

また、銭湯もビール造りも、両方水をよく使うということで、排水がしっかりしているというのも、意外なメリット。

ちなみに広さは220平米ほどで、改装に800~1,000万円ほどかかったそうです。
 

醸造所だけの変わった飲み方

男湯はビール工場になっていますが、男湯の脱衣所にはお酒を保管する大きな冷蔵庫を設置し、女湯はフリースペースにして、女湯の脱衣所は直売所にしています。

そのまま使っている設備もあり、番台はレジとして、ロッカーはお客さんの荷物入れになっています。
ただし、かつての銭湯のお客さんが誤って鍵を持って帰った一部のロッカーは、開かずのロッカーになっていて使えないとのことです。

広告がついた鏡や、ドライヤー付きの椅子もそのまま置かれているため、昭和のレトロ感が味わえます。

そして肝心のビールですが、直売所では元銭湯ならではの売り方をしています。

それは、ビールをグラスではなく、牛乳瓶に入れて販売しているということ。

銭湯のお風呂からあがった後は牛乳、フルーツ牛乳、コーヒー牛乳などが定番でしたが、ここでは大人らしく、中身はクラフトビールというわけです。

とはいえ、上方ビールさんの醸造所には、実際にお風呂はありませんので、お風呂上がりだという気分で飲んでみてください。
 

毎回新しい発見が

なお、ここでは今まで25種類ほどのビールを作られたそうですが、毎回レシピを変えているため、前に飲んだビールと同じものが飲めるとは限らないそうです。

オーソドックスなペールエールや、人気のIPA、黒ビールのスタウトなど、クラフトビール好きの方ならよく知っている種類のものが、いろいろと作られています。

おつまみは作られていないため、近くにある商店街の店で買ってきた物を持ち込んでも良いそうですので、気軽に飲むことができますね。

営業時間は土日の昼12時から夕方5時までですので、お休みの日のお昼、牛乳瓶片手にまったりと飲んでみてはいかがでしょうか。
(岡本)
 
多田しげおの気分爽快!!~朝からP・O・N
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2020年03月09日07時39分~抜粋

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