多田しげおの気分爽快!!~朝からP・O・N

日本唯一!東京の「砂漠」は黒い大地と青い海の絶景だった

「砂漠」と聞くと、世界4大砂漠と呼ばれる「ゴビ砂漠」や「サハラ砂漠」を思い浮かべる方が多いかもしれません。

しかし、実は日本にも砂漠は存在しているのです。その名も「裏砂漠」、なんと東京都にある砂漠です。

2月21日放送の『多田しげおの気分爽快!!~朝からP・O・N 』、「金曜日の小骨」のコーナーでは、加藤由香アナがこの東京の砂漠について紹介しました。

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「とりあえず裏砂漠へ行け」

「東京の砂漠」と聞いて、思わず「内山田洋とクール・ファイブ 」の昭和の名曲「東京砂漠」を連想する多田しげお。

なんのことかわからない山内彩加アナはポカン、加藤アナも実際に「ここは東京都なんだよ、『東京砂漠』という人は結構いてね」と教えてもらったと言います。

加藤アナが訪れたのは、国土地理院の日本地図で唯一「砂漠」と表記されているところ。

それは東京都の島、伊豆大島です。

伊豆大島へは熱海から船で45分。

「天気が良かった」という理由で、加藤アナはいつものように下調べもせずにふらりと大島を訪れました。

レンタカーを借りて街の人に話を聞くと、「とりあえず裏砂漠へ行け」と言われて目的地を決定!

裏砂漠へと続くルートはいくつかありますが、お勧めされた「月と砂漠ライン」を通って向かいます。
 

黒と青のコントラスト

月と砂漠ラインを進むとどんどん道が狭くなり、「本当にいいのかな?」と不安になってきた加藤アナ。

「車がすれ違えられるかな?」ぐらいの狭い道を通り、行き止まりとなったところが駐車場でした。

「月と砂漠ライン展望台こちら」の看板を見つけ、細い道をどんどん登っていくと、足元には黒い溶岩が。

実はこの裏砂漠は、火山から噴出した溶岩の大地。

緑もあるものの、黒いゴロゴロとした石が多く、歩きづらい道です。

ふと「大丈夫かな?」と感じた加藤アナがスマホで調べようと思ったものの、そこは圏外。

「怖いな…」と思いつつも、「ここまできたら行くしかない!」と自分を奮い立たせながら進む加藤アナの目の前に、いつしか「ええええーーっ!」と驚く景色が広がっていました。

それは見渡す限りの真っ黒な溶岩大地と、遠くに見える青い海との「黒と青のコントラスト」だったのです。
 

まさかの「もく星号墜落現場」

三原山の噴火で降り注いだマグマのしぶきが大地を焼き、植物を燃やしてできた一面黒の世界、それがこの「裏砂漠」なのです。

「大きな意味では、そういった溶岩台地の真っ黒いところも砂漠なんですね」と、納得の多田。

展望台に行けば「すごい景色があるんじゃないか」と期待した加藤アナは、道なき道をなんとなく人が歩いたであろう足跡を頼りに進みます。

看板を見つけて「あれか!」と喜んだ加藤アナでしたが、そこにはまさかの「もく星号遭難の地」の文字が。

それは1952年4月9日に、日本航空の旅客機「もく星号」が墜落した場所でした。
 

ああ裏砂漠…

「えっ、ここ展望台じゃないんだ!」と、ちょっと怖くなってしまった加藤アナでしたが、めげずに歩き続けると、ようやく「ちっちゃーい看板」を発見。

案内が書いてあるのかと思いきや、なんとその場所こそが「第一展望台」だったというのです。

ただ石の横に、小さく立てかけてあるだけの看板がある場所。
展望台といいつつも、周りよりも「少し高いかなー」ぐらいの場所だったそうです。

「大地のエネルギーを感じられるし、見渡す限り青い海で。『ああ裏砂漠…』」と、思い出してため息を漏らす加藤アナ。

この先300メートルにあるという「第2展望台」は「帰れなくなるといけない」と諦めて、急ぎ足で帰ってきたという加藤アナの「裏砂漠」レポートでした。
(minto)
 
多田しげおの気分爽快!!~朝からP・O・N
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2020年02月21日07時34分~抜粋

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