多田しげおの気分爽快!!~朝からP・O・N

「迷駅」の汚名返上!リニア開業で大きく変わる名古屋駅

JRをはじめ、名鉄、近鉄、あおなみ線、名古屋市営地下鉄が集結する中京エリアのターミナル・名古屋駅。
周辺にはショッピングやグルメが充実した高層ビルも建ち並び、地元では「名駅」(めいえき)と呼ばれ親しまれています。

一方、規模の大きさや構造が複雑なことから、乗り換えに困る利用客も多く「迷駅」とも呼ばれてしまうことも。

2027年にはリニア中央新幹線の開業が予定されており、これを機にさらに利用しやすくなるようリニューアルが計画されています。

2月21日放送の『多田しげおの気分爽快!!朝からP・O・N』では、CBC論説室の北辻利寿特別解説委員が説明しました。

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名鉄のホームが増える

リニアの駅は、現在の名古屋駅の地下鉄よりさらに深い、地下3、40mの場所で、新幹線と並行ではなく、上から見ると交差する形となります。
このリニア開業を機に、名古屋の玄関口である駅の複雑さが解消されることが期待されています。

その複雑さの代表格が名鉄名古屋駅で、さまざまな行き先の電車がやってくるにもかかわらず、線路はたったの2本。
方向によって明確にホームが分かれているわけではなく、次の電車がどこへ行くのかは、常に表示板を確認しなければわかりません。

行き先や車両編成、扉の位置もバラバラな中、終日ほぼ2分に1本電車がやってくる中で、1日に約30万人の利用客をさばいているということで、「どうやって大量の人をさばいているのか?」と、他の私鉄の人が見学に来るほどだそうです。

この複雑さを解消するため、線路を4本に増やす計画があり、中部国際空港セントレア行きの特急を別ホームにすることも検討されています。

特に他の地方から来た観光客が、セントレア方面の特急と豊橋方面の特急を間違えてしまうことも解消されそうです。

また、異なる会社間の乗り換えをスムーズにするための計画もあります。

さらに桜通口にある円錐形のモニュメント「飛翔」を撤去し駅前広場を大きく取ることで、わかりやすい案内板を設置し、導線を整理する予定です。
 
また、名古屋駅だけではなく、周りのビルも大きく変わります。

現在、名鉄百貨店の南側には近鉄パッセ、名鉄百貨店のメンズ館、ヤマダ電機(旧:名鉄百貨店セブン館)が並んでいて、さらに広小路通をまたいで名鉄レジャックがありますが、400mにわたるこれらをすべてぶち抜いて、1つのビルにするという構想があります。

多田も「まるで屏風のようなでかいイメージ」と語るほどの長さですが、さらに高さも30階建ての予定で、巨大な「新しい名古屋の顔」となりそうです。

多田の「名古屋人としては、かなり期待しても良さそうな?と」という問いに対して、北辻は、「名古屋人としても、名古屋駅を利用される名古屋以外の方々にとっても、非常に期待したいプロジェクトですよね」とまとめました。

あと7年ほどですが、名古屋駅がどう変わっていくのか、楽しみになってきました。
(岡本)
多田しげおの気分爽快!!~朝からP・O・N
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2020年02月20日07時23分~抜粋

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