多田しげおの気分爽快!!~朝からP・O・N

家1軒買える高級機も展示!金沢蓄音器館

最近、アナログレコード人気により、レコードプレーヤーが注目されています。
とりわけ、電気を動力としていない時代からの初期のものは「蓄音機(器)」と呼ばれ、そのレトロな形状とデジタルでは得られない音質にコレクターも多く存在します。

そんな蓄音機が常時150台を展示され、試聴もできる施設が石川県金沢市にあります。

1月29日『多田しげおの気分爽快!!~朝からP・O・N』では、「金沢蓄音器館」の館長、八日市屋典之さんにお話を伺いました。

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一台で家が建つ

金沢蓄音器館の収蔵台数は600台以上。そのうち150台が常時展示されているそうです。

「100パーセントでないですが、かなり高い割合で、ほとんどの蓄音機の音は出ます」と八日市屋さん。

当時の音を奏でるSPレコード盤も4万枚以上収蔵とのこと。

「蓄音機はエジソンが発明しましたけど、エジソンが作った当時のものもございます。それから蓄音機1台で家が1軒分ぐらいするような値段の高いものもあります」

家1軒分の値段の蓄音機は、アメリカのビクターが作った"クレデンザ"で「蓄音機の王様」と呼ばれているそうです。1920年代から1930~1931年頃(大正時代から昭和5~6年ぐらい)まで製造されていました。

価格は約1,000円。大正時代では平均年収の2倍以上の金額です。
 

実際にレコードも聴ける

「蓄音機館に来ていただきますと、1日に3回、その時代の音を聞くことが出来ます」

たまたま、この日はレコードの入れ替えや蓄音機のメンテナンスのため休刊日でしたが、ほとんど年中無休だそうです。

ふだんは午前11時、午後2時と4時に、10台ほどの蓄音機で約40分間の試聴ができるとか。
この際"クレデンザ"は必ず使用されるそうですので、高級機の音を堪能したい方はぜひ。
 

車1台分の音色

今回、電話取材でしたが、実際に蓄音機の音を聴かせてくれる八日市屋さん。
電話を通じてその音を聴いた多田しげお

多田「レコードと昔の蓄音機の優しい音と言ったらいいんでしょうかね。今のCDと比べると、もちろんノイズはあるんですけど、それが優しさと言うか、いい音ですねえ」

八日市屋さんが聴かせてくれたのは、エドマンによるバイオリン演奏で「ドリゴのセレナーデ」。
使った蓄音機は、昭和8年にコロンビアが作ったもので当時の値段で100円。

ちなみに、東京大学の年間授業料は当時120円だったそうです。クレデンザが家1軒分なら、こちらは車1台分というイメージでしょうか。
 

若い人が増えている

「大変ありがたいことに、『また来たよ』と3カ月に1回ぐらいの頻度で来ていただく方が、全国にいらっしゃいます」

八日市屋さんによれば、最近の客層は、SPレコードを懐かしむ年配の方より、若い方が増えているんだそうです。
蓄音機館で初めてレコードの音を聴く人も多いようですが、どんな感想を持たれるのでしょう?

「奇麗な音ではないけれども、なんかホッとして優しくて、気分が落ち着きますね、という声がたくさんありますね。
面白いのは、『蓄音機の音は、本当の油絵を見てるみたい』と言うんですよ。ところが『CDの音は写真を見てるみたい』だって」

この例えには、多田だけでなくアシスタントの桐生順子も「なるほど~」と声を揃えて感心しました。
「若い方でも、そんな話をされましてね。は~と思って、教えていただくこともたくさんございます」と振り返る八日市屋さんでした。

金沢市に行く機会があれば、金沢蓄音器館へ足を運び「本物の油絵」と「写真」の違いを聴いてみて下さい。 
(尾関)
 
多田しげおの気分爽快!!~朝からP・O・N
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2020年01月29日08時16分~抜粋

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