1月17日、急性心不全で亡くなられた、元中日ドラゴンズ監督の高木守道さん。
その直前の12日にも、いつも通りCBCラジオ『板東サンデー』で高木さんと共演していた加藤由香アナは、「ショックで立ち直れなかった」といいます。
1月24日放送の『多田しげおの気分爽快!!朝からP・O・N』では、「1週間たってようやく高木さんの話をしようと思った」という加藤アナが、高木さんの「ファンの皆さんを喜ばせたい」という、現役時代から変わらなかった信念について語りました。
「お客さんが喜ぶことを」高木守道さんが持ち続けた信念
最初は乗り気じゃなかったかも
追悼番組での「とても寡黙な方だった」「一緒に車に乗っている時も、一言も喋らなかった」という周囲の方々のコメントを聴いて、高木さんと1年半番組で共演していた加藤アナは、「もしかしたら一番よくしゃべったんじゃないかな」と振り返ります。
ドラゴンズの監督を2度務められた高木さん。
2回目の監督を辞めてから、メディアへ登場することはほとんどありませんでした。
「優勝できなかったことを、監督として、私たちが思っている以上に『申し訳ない』と責任を感じていた」と、高木さんの心の内を語る加藤アナ。
ナゴヤドームに足を運ぶこともなかった高木さんを、1年半ほど前にラジオの世界に引っ張ってきたのは、板東英二さんでした。
「最初は迷惑そうかな?と思ったんですよ(笑)。先輩のいうことだから、仕方なく聞いているのかな?もしかすると、最初は乗り気じゃなかったかも…」と、加藤アナは、ラジオに出始めの頃の高木さんの様子を語ります。
ドラゴンズの監督を2度務められた高木さん。
2回目の監督を辞めてから、メディアへ登場することはほとんどありませんでした。
「優勝できなかったことを、監督として、私たちが思っている以上に『申し訳ない』と責任を感じていた」と、高木さんの心の内を語る加藤アナ。
ナゴヤドームに足を運ぶこともなかった高木さんを、1年半ほど前にラジオの世界に引っ張ってきたのは、板東英二さんでした。
「最初は迷惑そうかな?と思ったんですよ(笑)。先輩のいうことだから、仕方なく聞いているのかな?もしかすると、最初は乗り気じゃなかったかも…」と、加藤アナは、ラジオに出始めの頃の高木さんの様子を語ります。
「まみむめまむまむ」
しかし高木さんは、行きつけの喫茶店のお客さんから「ラジオ聴いてるよ!」と言われるようになり、「私なんか、おもしろいのかね」と、番組あてに届くメールを嬉しそうに見ていました。
さらに同級生で集まった時に、「『ラジオ面白いね』と、みんなに言われ」始め、この辺りから、高木さんがどんどん変わっていったといいます。
実は高木さん、最近ではCBCまでの車中で発声練習をするようになっていました。
「スポーツアナウンサーが、隣で『まみむめまむまむ』って言ってたんだよ」と、活舌を良くするための発声を、真似していたという高木さん。
実際の発声練習とは少し違っていたものの、「現役時代からプロ意識の高い方だったので、そのあたりから意識が変わって、“プロのしゃべり手”として、皆さんを楽しませようと思ったのではないか」と、そのプロ意識の高さに感服したという加藤。
さらに同級生で集まった時に、「『ラジオ面白いね』と、みんなに言われ」始め、この辺りから、高木さんがどんどん変わっていったといいます。
実は高木さん、最近ではCBCまでの車中で発声練習をするようになっていました。
「スポーツアナウンサーが、隣で『まみむめまむまむ』って言ってたんだよ」と、活舌を良くするための発声を、真似していたという高木さん。
実際の発声練習とは少し違っていたものの、「現役時代からプロ意識の高い方だったので、そのあたりから意識が変わって、“プロのしゃべり手”として、皆さんを楽しませようと思ったのではないか」と、そのプロ意識の高さに感服したという加藤。
「しゃべりのプロ」として
そして高木さんは、行きつけのコーヒー店で仲間とコーヒーを飲みながら会話を楽しむイベントも開催していました。
カラオケ大会では、オープニングで急に英語でしゃべりだすというボケを繰り出し、ツッコみも交えて、皆を笑わせていたという高木さん。
そんな高木さんの様子に、「日々観察して、研究していたんだろう」と思ったという加藤アナ。
多田しげおも「しゃべりのプロとして、ちゃんとやらないかんという意識なんでしょうね」と、そのプロ意識の高さに胸を打たれた様子。
カラオケ大会では、オープニングで急に英語でしゃべりだすというボケを繰り出し、ツッコみも交えて、皆を笑わせていたという高木さん。
そんな高木さんの様子に、「日々観察して、研究していたんだろう」と思ったという加藤アナ。
多田しげおも「しゃべりのプロとして、ちゃんとやらないかんという意識なんでしょうね」と、そのプロ意識の高さに胸を打たれた様子。
ファンへのサービス精神
高木さんの代名詞であった「バックトス」を始めた理由は、実は「かっこいいから」。
「ユニフォームは必ず鏡を見て、どういう風にすれば一番かっこよく見えるかを考えていた」というように、いつもファンへのサービス精神に溢れていました。
「緩いカーブを投げるピッチャーの球を毎回見ていて『いつか素手で取ってやる!』と思っていた高木さんは、一度見事にキャッチしたものの「落としちゃったんだよ」と、悔しそうに語っていました。
板東さんが始球式で投げた時、バッターボックスに立ったのは当時ドラゴンズの監督であった高木さん。
この時のことについて、「ヒットを打ってやった!」と嬉しそうに加藤アナに話してくれたといいます。
とにかく高木さんは、「お客さんが喜ぶことを」という意識が現役時代から高かったと語る加藤アナ。
「ユニフォームは必ず鏡を見て、どういう風にすれば一番かっこよく見えるかを考えていた」というように、いつもファンへのサービス精神に溢れていました。
「緩いカーブを投げるピッチャーの球を毎回見ていて『いつか素手で取ってやる!』と思っていた高木さんは、一度見事にキャッチしたものの「落としちゃったんだよ」と、悔しそうに語っていました。
板東さんが始球式で投げた時、バッターボックスに立ったのは当時ドラゴンズの監督であった高木さん。
この時のことについて、「ヒットを打ってやった!」と嬉しそうに加藤アナに話してくれたといいます。
とにかく高木さんは、「お客さんが喜ぶことを」という意識が現役時代から高かったと語る加藤アナ。
リスナーへの「ありがとう」
さらに、「絶対行かない!」と頑なに拒んでいたナゴヤドームにも、いつしか「行く」と前向きになった高木さん。
「ドアラカフェ」では、加藤アナをお茶を飲み「こんなところがあるんだね」と感心した様子を見せ、客席をぐるっと回っては、「みんなここから見てるんだ。案外選手の顔も見えるんだねぇ」と、話していたそうです。
「楽しくて楽しくて、これからファンの皆さんに、リスナーさんに恩返しをしていこうか、喜ばせようかと考えていた矢先だったんですよね」と残念がる加藤に、「なのに急に…」と、寂しげにこぼす多田しげお。
亡くなる少し前、「皆さんにプレゼントしたい」と、サインボールを山ほど持ってくれたという高木さん。
そのサインボールは、先日の番組内でプレゼントとしてリスナーに送られました。
「悲しいプレゼントにはなってしまったものの、ラジオを聴いてくださった皆さんに『ありがとう』って言いたかったんじゃないかなと思います」
高木さんの姿を間近で見ていた加藤アナはこう語り、高木さんへと想いを馳せました。
(minto/画像:加藤由香アナ)
「ドアラカフェ」では、加藤アナをお茶を飲み「こんなところがあるんだね」と感心した様子を見せ、客席をぐるっと回っては、「みんなここから見てるんだ。案外選手の顔も見えるんだねぇ」と、話していたそうです。
「楽しくて楽しくて、これからファンの皆さんに、リスナーさんに恩返しをしていこうか、喜ばせようかと考えていた矢先だったんですよね」と残念がる加藤に、「なのに急に…」と、寂しげにこぼす多田しげお。
亡くなる少し前、「皆さんにプレゼントしたい」と、サインボールを山ほど持ってくれたという高木さん。
そのサインボールは、先日の番組内でプレゼントとしてリスナーに送られました。
「悲しいプレゼントにはなってしまったものの、ラジオを聴いてくださった皆さんに『ありがとう』って言いたかったんじゃないかなと思います」
高木さんの姿を間近で見ていた加藤アナはこう語り、高木さんへと想いを馳せました。
(minto/画像:加藤由香アナ)
関連記事