「口に入った段階で一緒!」
ある日、加藤アナの友人がSNSに「包まない餃子」をアップしていました。
肉ダネを作るまでは普通の餃子と同じですが、包まない秘密はその後。
多田しげおは「コップ状態の入れ物に入れて、そのまま焼く」とシュウマイのようなものを想像しましたが、これは不正解。
答えはなんと「うどん」でした。
うどんを細かく刻み、肉ダネに混ぜ、一口大にまとめて焼くだけというお手軽「うどん餃子」。
この話に、多田は「すみません…もう餃子ではない」と納得がいかない様子でしたが、「皮も小麦粉、うどんも小麦粉なので、口の中に入った段階で一緒!」と加藤アナ。
「うどん餃子」は、小さいお好み焼きや、チヂミのような見た目。
「とにかくおいしい!」という友人の言葉に惹かれた加藤アナ、冷蔵庫にあったうどんで早速試してみることにしました。
カリッモチッ!
うどんを入れることで肉ダネが少々ポロポロとしてしまうものの、小さな団子状態にまとめて、フライパンの上で平べったくして裏表を焼き上げます。
加藤アナの感想は「めちゃくちゃおいしい!そして餃子!」。
両面を焼いて酢醤油やポン酢でいただくと、カリカリになった香ばしいうどんに、パリッとした餃子の食感を感じるそうです。
それでいて中はうどんのモチッと感もあって、加藤アナいわく、この「カリッモチッ」が美味なんだとか。
包む工程がなく、肉ダネをスプーンですくいフライパンの上で平らにするだけなので、普通の餃子と比べてもかなりの時短になります。
実はご当地料理
気になった加藤がいろいろと調べてみたところ、なんとこの「うどん餃子」は大阪府高槻市のご当地料理であることが判明しました。
うどん餃子が生まれたきっかけは、高槻市北部にある小学校のPTAの同じ学年のお母さんたちの中で「簡単だよ」と広まったことから。
元々食べられていたのはとても狭いエリアでしたが、そのうち「高槻うどん餃子」の会ができ、テレビの取材を受けるようになり、最近ではうどん餃子のお店ができ、とかなり話題になっています。
高槻市北部では昭和50年代から食べられている、大人もこどもも慣れ親しんだ味ということでした。
今では、お豆腐を入れたヘルシーうどん餃子など、さまざまなアレンジを加えたレシピも続々登場しています。
加藤アナがたまたま出会った「うどん餃子」。実は歴史がある料理だったのです。
「ポイントは外側をカリッと焼くことですね。試してみてください!」とオススメする加藤アナでした。
(minto/撮影者:NT hawk
CC BT-SA 3.0)