辛いものが好き、辛いものをいくら食べても平気という方、京都にうってつけの場所があるんです。
1月9日放送『多田しげおの気分爽快!!~朝からP•O•N』では、「京都府向日市激辛商店街」について、広報の松本美由紀さんに、パーソナリティーの多田しげおと山内彩加アナウンサーが電話でお話を伺いました。
激辛を超える激辛
京都府向日市は京都市の隣りにあり、埼玉県蕨(わらび)市、東京都狛江市に次いで全国で3番めに面積の小さな市です。
「激辛商店街」とは文字通り、激辛メニューのある飲食店などが阪急東向日駅やJR向日町駅の周辺などに集まっており、現在は70店舗ほどあるそうです。
例えば、どんなメニューがあるのかといいますと……。
松本さん「例えば中華料理の『珉珉』さんだったら、『デスチャーハン』というのが、激辛のレベルが入門から3までありまして。
レベル3まで食べていただけましたら、認定証がもらえまして、次は『死神チャーハン』という、向日市産の世界記録を持つ世界で最も辛い唐辛子『キャロライナ・リーパー』を使ったチャーハンを召し上がっていただくことができます」
デスチャーハンを制した者しか食べることを許されない死神チャーハン。きっと、想像を絶する辛さなのでしょう。
商店街ができたきっかけは?
ここで気になったのが、地元産の唐辛子を使っているという点。
ということは、向日市はもともと唐辛子の生産地で、その認知度を広めようと、激辛メニューに特化した町おこしを行っているということなのでしょうか。
と思いきや、松本さんは「全くそういうことではないんですよ」と回答。
商店街ができた理由について、次のように明かしました。
松本さん「近くに大手スーパーができるということになりまして、地元商店主たちが自分たちの地域にお客さんを残したり増やしたりしないといけないということで、何か地域の特産になる物を考えようと動き出したんですね」
先に激辛商店街のアイデアを生み出した後に、地域の特産品として唐辛子を作ったという珍しいパターンですね。
そのほかのメニューとしては、『麒麟園』さんの担々麺は、レベルが1~5まであり、ハバネロを練り込んだ特製のちぢれ麺に、スープは鶏ガラに生の唐辛子や豆板醤で辛みをアップさせているそうです。
麺とスープのダブル攻撃は、なかなかすごそうです。
食べ物以外の店も激辛対応!
この激辛商店街、実は飲食店だけが参加しているわけではありません。
松本さん「『クリーニング シミズ』さんが、Yシャツのカフスに飛んだ5辛の担々麺などのしみ抜きをする『激辛しみ抜き』というのをされていらっしゃいます」
辛いものは汚れが取れにくいものが多いですので、手ごわいしみも消してもらえそうです。
また、この激辛商店街は毎日メニューなどを提供しているだけではなく、毎年1回『KARA-1グランプリ』なるイベントを開催していて、激辛商店街のお店のみならず、他の地域からもお店が参加しています。
2019年は10月に京都向日町競輪場で行われましたが、来場者数がなんと11万人という盛況ぶりだったそうです。
(岡本)
多田しげおの気分爽快!!~朝からP・O・N
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2020年01月09日07時41分~抜粋