多田しげおの気分爽快!!~朝からP・O・N

伊東市が燃え上がる!全日本まくら投げ大会

12月16日放送の『多田しげおの気分爽快!!~朝からP・O・N』の「47都道府県の旅」では、静岡県の「全日本まくら投げ大会」の話題を取り上げました。
まくら投げに厳密なルールを設けてスポーツとして楽しもうというのが「全日本まくら投げ大会」です。

発祥の地は静岡県伊東市の伊東温泉。いったいどんな大会でしょうか。
塩見啓一アナウンサーが伊東観光協会次長の日暮さんに電話で伺いました。

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高校生が考案

まくら投げといえば、修学旅行の夜のお楽しみレクリエーション。「全日本まくら投げ大会」とは、それにルールを設けて楽しもうというものです。

これが誕生したときは小さな地域のイベントだったものが、現在は全日本大会となり来年2月の大会で第8回を迎えます。

なぜ伊東温泉でまくら投げが始まったのか、その発端を伺いました。

「地元の伊東高校城ヶ崎分校の生徒が全国高等学校デザイン選手権大会というプレゼン大会で『まくら投げのすすめ』を提案したところ、「準優勝」「市民賞」「高校生賞」を受賞しました。

地元のこどもたちがせっかく考えた企画なので、伊東市として観光誘客素材として活用したいとの考えから始まりました」

高校生たちの考案したものを、大人たちが「これはいい!」と普及させたのですね。

1チーム8人編成

では、基本的なルールはどうなっているのでしょうか。

1チーム8人編成で、当たったら即負けの「大将」、最前線で掛ふとんを持って味方を守る「リベロ」、相手を枕で追い詰める「アタッカー」が3人、自陣へ枕を運ぶ「サポーター」が3人です。

このサポーターとはなんでしょう?

「投げ合うとどうしても枕が競技エリアから飛び散ってのしまうで、外に出てしまった枕を運び集める係です。
これも重要なポジションです。セットごとにポジションの変更も可能です」

チームワークが大事なポイントのようです。

『先生がきたぞー』

相手チームの大将を当てるか、時間内により多くの選手にまくらを当てるかした方が勝ちです。
もし大将が負けてしまったら…

「そこで一発アウトです。キャッチもアウトです。だから、ルール的には雪合戦に近い感じです。飛んできた枕をよけるのみなので」

一発逆転の技もあるとのこと。

「『先生がきたぞーコール』というのがあって、味方サポートが『先生がきたぞー』と大声で叫ぶと、味方の大将が10秒間自由に動くことができ、敵陣にある枕も根こそぎ回収できるチャンスがあります。
使うタイミングとか戦略的な要素もあるので重要なカギになります」

試合時間は1セット2分の3セットマッチで、2セット先取で勝利となります。
スポーツとしてのルールはありつつ、ちょっと笑えるところがいいですね。

体力も勝負どころ

とはいえ、実際は相当体力を使うようです。

「かなりきついです。2分は短いようでかなり長いので」

投げるまくらは千葉に本社のある『まくら株式会社』の協力のもと、試行錯誤しながらけがをしないようにタグやファスナーを取り除いたりした競技用の公式のまくらを使っているそうです。
勝負はどれくらいで決まるんでしょうか?

「10秒で決まったり、あっという間に勝負が決まる時があります」

愛知県で盛ん?

全日本大会、次回はおとなの部が48チーム、中学生以上のこどもの部が9チーム出場予定。

11月いっぱいで募集は締め切り、首都圏はもちろん、北は北海道、南は鹿児島からエントリーがあるそうです。
東海三県からも11チームがエントリー。なかでも愛知県が一番多いそう。なぜ愛知県でそんなに盛んなのですか?

「学校の教員のチームも多くて、先生の方がやりたいみたいですね」

生徒でなく、いつもは監視している側の先生の方がやりたかったのですね。
次回は、来年の2月22日、23日に開催予定。一度、おもいっきりまくらを投げてみたい!
(みず)
多田しげおの気分爽快!!~朝からP・O・N
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2019年12月16日07時41分~抜粋

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