多田しげおの気分爽快!!~朝からP・O・N

大注目!草から生まれたエコなストロー

プラスチックのゴミが問題になっており、プラスチックのストローの使用を控える飲食店が増えています。

そんな中、国内メーカーが植物製のストローを開発しました。
これはカヤツリグサという植物の茎を、なんとそのまま利用したものです。

11月26日放送の『多田しげおの気分爽快!!~朝からP・O・N』では、販売を始めた札幌市のユピテル・ジャポン代表取締役社長の室谷武彦さんにお話を伺いました。

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「グラスストロー」

もともと「ストロー」とは「麦わら」という意味です。
当初は大麦の麦わらが利用されていたそうです。
今回ユピテル・ジャポンが販売しているストローは、カヤツリグサ科の植物を利用しています。
名前は「グラスストロー」。グラスは「草」という意味です。

このストロー、長さは20~22㎝くらい。100%天然素材、植物の茎なので、直径に多少ばらつきがあり、5~8㎜の太さになっています。

多田「サイズにばらつきがあるところがむしろ風情がありますね」

ストローになるまで

素材のカヤツリグサ科の植物はベトナム産。
細い竹のような植物で、中は空洞になっています。これを生かしてストローにしました。

この植物は高さが1m50㎝から2mくらいになります。

これを刈り取って、洗浄を繰り返し、茎の中に節が入っているので、それを手作業で取って、また洗浄して、最終的に乾燥させて出荷するそうです。
手間のかかる作業です。

耐久性もOK

前述したように、もともとストローは麦わらを使用していましたが、麦アレルギーの方がどんどん増えていて、麦わらのストローが不適な方が増えているそうで、「それなら、カヤツリグサを使ったらどうか」とアイディアが出ました。イヤなニオイもほとんどないそうです。

室谷さん「耐久性は植物なので水に弱いということはないです。何時間刺さっていても膨張したりくにゃくにゃしたりはしません」

多田は「刺さっていても」という表現がユーモラスで具体的だと、感心します。

最終的に土に…

このカヤツリグサのストローは当然エコです。

室谷さん「植物なので、最終的に土に還る特性をもっています。枯葉と同じような感じになるので、ゴミにはなりません」

では、値段はどうでしょうか。

室谷さん「単価は8円。プラスチックストローと比べると素材が違いますし、コストは高くなります。本数は問題なく出荷できます」

多田「量産できるので、たくさん作ってたくさん売れれば、もうちょっと安くなるかも。
『プラスチックをやめて植物由来のものを使っていこう』という意識のある方にぜひ受け入れて欲しいということです」

名古屋の雑貨店でも近々販売されると決まっているそうです。

ちくわのストロー?

ストローには共通の思い出があるようで、この話題の後、意外なメッセージが紹介されました。

「わたしはちくわをストロー代わりにして遊んでいました」(Aさん)

多田「やったね。そうとう肺活量がいる。ただちくわの匂いがね。その後、レモンスカッシュなんか飲めたもんじゃない。太さが必要ということではタピオカなんかちくわでいけるかも、ですよ」

タピオカをちくわで吸うのは、肺活量も、味も、匂いもいろいろ問題ありそうです。となると逆にやってみたくなる…?

「ちくわのストロー、私もやってました。これでおでんの汁を飲むんです。しかし、イカの破片が入ってきて喉につまり、せき込みますからご注意ください」(Bさん)

多田は「経験があるんでしょうね」と、笑ってまとめました。

今回は、ちくわの話ではなく、ストロー。プラスチックストローからエコなストローへという流れは確実に来ているようです。
(みず)
多田しげおの気分爽快!!~朝からP・O・N
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2019年11月26日07時20分~抜粋

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