多田しげおの気分爽快!!~朝からP・O・N

茨城県民の常識!干し芋へのイメージが変わる「丸干し」とは?

秋の味覚の代表といえば、さつまいも。焼き芋やスイートポテトなど、いろいろな調理法がありますが、その1つが「干し芋」。

「干し芋」と言えば、真っ先に「堅い」というイメージが浮かびますが、その考えが変わるような干し芋が、茨城県にあるそうです。

11月25日放送『多田しげおの気分爽快!!~朝からP・O・N』では、茨城県ひたちなか市にある干し芋の専門店で創業120年以上、大丸屋の大曽根一毅さんに、パーソナリティーの多田しげおと桐生順子が電話でお話を伺いました。

[この番組の画像一覧を見る]

丸干しのここがスゴい!

干し芋の全国生産量のうち、なんと9割が茨城県で、さつまいも自体の生産量も全国2位なんです。

干し芋はもともと、たくさんできたさつまいもを保存食にするために生まれたものですが、一般的に知られている製法は「平干し」で、スライスしたものを干しています。

一方、専門店ならではの製法として地元でよく知られているが「丸干し」。

蒸したさつまいもをまるごと干したものですが、中が半生状になっていてやわらかく、すごく食べごたえがあるそうです。

ただ、茨城県以外では市販されているのをあまり見たことがなく、食べたことがあるという方は少ないのではないでしょうか。

丸干しはまるごと干す分、時間と手間がかかるため、あまり作られてはいないそうです。

多田「県外などの人が初めて食べられた時の感想とか、どんな反応ですか?」

大曽根さん「やはりみなさん食べることが少ないので、驚かれて。普通の平たい干し芋よりもしっとりして、さらにやわらかく甘くなってるので、おいしいと言う方がほとんどですね」

干し芋専門店のオススメは?

大丸屋さんは干し芋の専門店ということですが、丸干し以外にも、多くの種類の干し芋があるそうです。

大曽根さん「うちのお店では大枠で30種類の干し芋があるんですけど、丸干しの他に、細切りにした棒状の物であったり、あとは焼き干し芋という香ばしさも含めた干し芋も展開しています」

干し芋の専門店だけに数多くの種類があり、食べ比べができそうなぐらいですが、その中でも特にオススメのものについて、聞いてみました。

大曽根さん「糖度的には"紅はるか"という今流行りのさつまいもがあり、一番オススメではあるんですけど、味が似た感じで舌触りの良い"シルクスイーツ"という物もありまして、この2つがオススメですね」

最近は格段に甘さがアップした品種のさつまいもが人気を呼んでおり、焼き芋にすると蜜が出るぐらいと表現されることもありますが、干し芋も同じく、使うさつまいもによっておいしさも違うようです。

多田「やっぱり、"紅はるか"は甘いですか?」

大曽根さん「"はるか"は一番糖度が高いので、口の中でふわっと甘みが広がって、非常においしいお芋さんになっています」

小さい頃はおやつで食べたことがあったけど、大人になって長らく干し芋を食べていないという方も、品種が改良された今のさつまいもで丸干しにした「干し芋」であれば、昔のイメージが変わること、うけあいです。
(岡本)
多田しげおの気分爽快!!~朝からP・O・N
この記事をで聴く

2019年11月25日07時39分~抜粋

関連記事

あなたにオススメ

番組最新情報