食品ロスを防げ!10月から法律施行で何が変わる?

多田しげおの気分爽快!!~朝からP・O・N / ニュース

10月7日放送『多田しげおの気分爽快!!~朝からP•O•N』では、社会的な問題となっている「食品ロス」を取りあげました。

「食品ロス」とは、せっかく食べられるにもかかわらず捨てられてしまうこと。
その問題に対応すべく、日本では10月から「食品ロスの削減の推進に関する法律」が施行されたのですが、この法律で何が変わるのでしょうか?

CBC特別論説委員の後藤克幸が解説しました。

あれもこれも食品ロス

「食品ロス」といってまず思いつくのは個人での食べ残しですが、それ以外にもさまざまな原因で発生します。

製造過程でパッケージの箱がつぶれたり汚れたりしたために、売り物にならないとして、まるごと廃棄するケースや、店にいったん並んだものの、売れ残って廃棄されたり返品されるケースなどもあります。

これらをすべて合わせると、日本では年間約643万トンで、これは毎日10トントラックで1,700台分、1人あたり1日茶碗1杯分にあたります。

また、世界では13億トンにものぼるとされています。
世界で栄養不足に苦しむ人が約8億人以上と推計されていますので、食品ロスがすべて解消されると、これらの人々に1人あたり年間1.5トン以上の食料が渡ることになります。

法律には何が書かれている?

膨大な食品ロスですが、その半分は家庭から発生しているもの。

企業や飲食店のみならず、私達1人1人が意識しなければならないのですが、そんな状況の中で10月から施行されたのが『食品ロスの削減の推進に関する法律(食品ロス削減推進法)』です。

法律と言われると、例えば「レストランで食べ残しをすると罰則が付くのか?」と思いそうですが、そんなことはありません。

「食品ロスについて、国は基本政策を作り、地方自治体はその地域の特性に合った推進計画を作り、企業はその計画に協力し積極的に取り組む、家庭は食品の購入方法や調理方法を改善するというように、それぞれに責任がある」とうたっているものです。

具体的な方法などは、これから決めていくということになります。

食品ロスを減らす方法は?

では、具体的にわたしたちは何をすれば良いのでしょうか?

農林水産省の調査によれば、家庭での食品ロスの約6割は、「買った後に冷蔵庫に入れたまま忘れた」のが原因だそうです。

普段から冷蔵庫に入っている物をメモしておいて、買物の時に確認したり、必要以上に買い過ぎないことが大事ということになります。

また、賞味期限が切れてすぐ捨てるのも食品ロスの原因。

「消費期限」を過ぎた物はよくありませんが、「賞味期限」はおいしく食べられる期限ですので、少し過ぎたとしても五感で確認して食べられたり、加熱することで食べられることがあります。

また、宴会などでの食べ残しを減らすための取り組みとして、「30・10運動」という言葉があります。

これは、乾杯してから30分とお開き前の10分は料理を楽しむように幹事が構成を工夫することで、その間の時間は過剰に注文しないようにして、食品ロスを減らそうというものです。

多田「おばちゃんの集まりだと(食べ物が)ものの見事になくなるんですけど、オッサンたちの宴会はホントに食べ残しが多いですからねえ」

後藤「お酒に集中しちゃうんですかね?」

多田「名刺交換。そちらに集中して」

その他、アメリカ発祥の「フードバンク」という活動団体があります。
流通段階で売り物にならなくなったが中身は食べられるという物や、防災用の食料で期限が切れそうな物などについて、必要とする施設などに寄付するという仕組みです。

日本でも全国で80団体ほどあり、今後増えていくと予想されます。
(岡本)
 
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2019年10月07日07時20分~抜粋

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