「暑さ寒さも彼岸まで」って本当なの?

多田しげおの気分爽快!!~朝からP・O・N / トーク

「『暑さ寒さも彼岸まで』。あんまりピンと来ないんですが、本当なんですか?」

気象予報士でもある沢朋宏アナのお天気コーナーに、名古屋市名東区のAさんからこんなおたよりが寄せられました。

「名古屋ではピンとこないかもしれない。別の街では『その通り』という方もいる」と沢アナ。

それでは、「暑さ寒さも彼岸まで」の基準はどこにあるのでしょうか。

「暑さ寒さも彼岸から1週間先まで」

「暑さ寒さも彼岸まで」にピンとくる人と来ない人がいる理由について、「街ごとによって暑さが違うから」と沢アナ。

特に名古屋は、東京や大阪以上に「ヒートアイランド現象」、いわゆる“都市化”の影響で、気温が下がらない傾向にあります。

沢アナによると、「暑さは彼岸まで」を数字で表すと、「最高気温が25℃に届かなくなる」頃。

ファッション業界の方の話によると、長袖か半袖かの分かれ目がこの「最高気温25℃」だといいます。

この日の名古屋の最高気温は28℃の予想、まだ暑さは残っていて、多田、沢アナ、山内彩加アナの3人全員が半袖姿です。

長袖を着るようになるのは、最高気温が25℃に届かなくなる時期。

名古屋でいうと、大体10月3日・4日のあたりです。

つまり名古屋の方にとっては「暑さ寒さも彼岸まで」ではなく、「暑さ寒さも彼岸から1週間先まで」という慣用句がしっくり来るようです。

我々の街が変わってしまった

ヒートアイランド現象の効果を測定するために、「日本の本来の気候はこうあるはずだ」という基準の場所が定められています。

それは山の上でも沿岸部でもない、ほどほどの田舎である茨城県のつくば市の街の中。

その観測点で最高気温が25度を下回ってくるのが、9月22日。

まさにちょうど今ぐらいから、一般的に本来の日本の風土で、太平洋側であれば「そろそろ長袖着たいよね」という頃であってもおかしくないということです。

昔はアスファルトやコンクリートに覆われた街はなかったため、「ヒートアイランド現象」という言葉もありませんでした。

その時代に生まれたであろうこの「暑さ寒さも彼岸まで」という言葉について、「ちゃんと言い当ててたわけですね!」と多田は感心しきりです。

決して言葉が間違っているわけではなく、「我々の街が変わってしまった」と解説する沢アナ。

ヒートアイランド現象を憂う

日本の基準地からすると、「つくばの基準地から見て、名古屋は何度ぐらい高めと思えばいいですか?」と尋ねる多田。

様々な指標があるものの、一番よく言われているのは

「冬場の最低気温が2~3度上昇」
「最低気温が氷点下を下回る日の数が激減」

と沢アナ。

昔は0℃を下回るのが当たり前であったものの、今では名古屋で0℃を下回ることはほとんどなくなりました。

この現象について、「あんまりよくないよね」と危惧する多田。

「街の中に緑化の部分があったりすると、もうちょっと本来の名古屋の気候に戻れるのかもしれません」と、まとめた沢アナでした。
(minto)
 
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2019年09月20日07時00分~抜粋

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