多田しげおの気分爽快!!~朝からP・O・N

栃木県民のソウルドリンク「レモン牛乳」にレモン果汁が入っていない理由

『多田しげおの気分爽快!!~朝からP•O•N 』では、毎週47都道府県のひとつを紹介しています。

9月2日の放送で取り上げたのは、栃木県民ならば誰もが愛してやまないという「レモン牛乳」。

そんな栃木県民のソウルドリンク、レモン牛乳を製造・販売している、栃木乳業株式会社 総務部 課長代理の吉村明勇(はるお)さんにお話を伺いました。

[この番組の画像一覧を見る]

レモンの色と香りだけ

戦後まもなくから販売が開始されたというレモン牛乳ですが、一体どんな牛乳なのでしょうか。

レモン牛乳というネーミングから、牛乳にレモンを混ぜたものと思いきや、なんと「レモンの果汁は全く入っていない」と吉村さん。

レモン果汁を入れると分離してしまうため、実はレモン牛乳のレモンは、色と香りのみなんだそう。

ここで早速、黄色いパックに入ったレモン牛乳の試飲会がスタートです。

「甘酸っぱくて美味しいですね。本当にレモンの香りがして、ヨーグルトドリンクのような味がありますね。初めて飲んだのに懐かしい!」と大絶賛の桐生順子。

発売当初、レモン牛乳は学校給食や運動会などの特別な日の飲み物でした。

工場見学に来られる方の中には、「今の子はうらやましい。昔はなかなか飲めなかったものなのに」という年配の方もいらっしゃるんだとか。

引き継がれた味と製法

しかしこのレモン牛乳、実は一時期販売停止となっていた時期がありました。

元々レモン牛乳は、宇都宮の関東牛乳という会社が製造をしていましたが、後継者不在で平成16年に廃業してしまいます。

当時、関東牛乳と栃木乳業の経営者同士の仲が良かったことと、地元の方の「ぜひ残してほしい」という声に応える形で、「製造方法を一切変えない」という条件のもと、栃木乳業がレモン牛乳を引き継ぐことになったのです。

「一旦なくなってから復活したという流れが、こどもの頃から飲んでいた人の心をくすぐりましたよね。またこれが出てきたわ!」と、分析する多田しげお。

多田「栃木県民にとりまして、レモン牛乳はいつもそばにあるものと思っていいんですか?」
吉村さん「そうですね、昔の方はいつでも飲んでいたっていう」

多田「栃木乳業になっても、これ作り続けないといけませんね」
吉村さん「そうなんですよ、永く永く」

栃木旅行にはレモン牛乳!

自身も毎日飲んでいるという吉村さん。

「これ、風呂上がりにいいでしょうね」と思いついた多田に、吉村さんは夏季限定・瓶のレモン牛乳もあると教えてくれました。

この瓶のレモン牛乳、実はお客様の声からの復刻版なんだとか。

多田「湯上りで、左手は腰に当てて」
吉村さん「(笑)45度で」

多田「右手に瓶を持って、ゴクゴクと一気に飲む!。これが栃木県民のあるべき姿なんでしょうね!」
吉村さん「ちゃんと牛乳の栄養もすみずみまでいきますしね」

高速道路のサービスエリアでは、売り上げナNo.1だというレモン牛乳。

「栃木を旅した時には、必ずレモン牛乳も飲む!」と「栃木旅にはレモン牛乳を」と宣言した多田でした。
(minto)
 
多田しげおの気分爽快!!~朝からP・O・N
この記事をで聴く

2019年09月02日07時43分~抜粋

関連記事

あなたにオススメ

番組最新情報