まだまだ暑い日が続きますが、寝る時に扇風機を首振りさせずに、顔のあたりにあたるようにして寝ていたら、途中で目が覚めて身体がだるいという状況になったことはありませんか?これはいったいなぜでしょう。
8月20日の『多田しげおの気分爽快!!~朝からP・O・N』では、この現象について愛知医科大学の生理学講座教授 岩瀬敏先生に伺いました。
扇風機に長くあたっていると、身体がだるくなるのはなぜ?
体温には2パターンある
寒いと感じればやめればいいのですが、それに気づかずにずっとあたり続けているということがあるようです。
岩瀬先生によると、人間の体温には2パターンあるそうです。
岩瀬先生「ひとつは深部温といって、身体の中心部の方です。脳の温度といってもいいです。
もうひとつは皮膚の温度です。皮膚の温度が暑い寒いを感じるとなります」
岩瀬先生によると、人間の体温には2パターンあるそうです。
岩瀬先生「ひとつは深部温といって、身体の中心部の方です。脳の温度といってもいいです。
もうひとつは皮膚の温度です。皮膚の温度が暑い寒いを感じるとなります」
深部温にはタイムラグがある
2パターンの体温うち、問題は身体の深部で感じている温度だそうです。
どういうメカニズムで扇風機からくる冷たさを感じるようになっているのでしょうか。
岩瀬先生「扇風機によって、冷たい温度が身体の中に入ってきます。深部温は血流によって伝達されます。血流が冷やされて脳に回っていって、寒いなという身体の反応が起きます。
本来ならそこで身体の働きによって体温を上げようとします。ところが、深部温の変化に至るまでの血流性の伝達にはだいたい10分くらいかかります。
上げるまでの時間の間が『ちょっと気持ち悪い』という不快感になります。
普通は深部温が下がらないようにしていますが、扇風機によってずっと冷やし続けていると度を超してしまうわけです」
扇風機を長く使う時には必ず首振り機能を使う、強くなったり弱くなったりさせるなどして、一定の強い風にずっとあたり続けるのは止めた方がいいようです。
特に寝る時は、タイマー機能を使ったり、風が直接体にあたらないようにするなどの工夫も必要ですね。
どういうメカニズムで扇風機からくる冷たさを感じるようになっているのでしょうか。
岩瀬先生「扇風機によって、冷たい温度が身体の中に入ってきます。深部温は血流によって伝達されます。血流が冷やされて脳に回っていって、寒いなという身体の反応が起きます。
本来ならそこで身体の働きによって体温を上げようとします。ところが、深部温の変化に至るまでの血流性の伝達にはだいたい10分くらいかかります。
上げるまでの時間の間が『ちょっと気持ち悪い』という不快感になります。
普通は深部温が下がらないようにしていますが、扇風機によってずっと冷やし続けていると度を超してしまうわけです」
扇風機を長く使う時には必ず首振り機能を使う、強くなったり弱くなったりさせるなどして、一定の強い風にずっとあたり続けるのは止めた方がいいようです。
特に寝る時は、タイマー機能を使ったり、風が直接体にあたらないようにするなどの工夫も必要ですね。
体験談多し
このコーナーの後、リスナーから「身に覚えがある」とのリアクションが寄せられました。
「まさにそういうことがありました。扇風機にあたってずっとあることに集中していたら、身体が冷えて芯から冷たくなって、いま不快な状態です」(Aさん)
「私は寝る時に扇風機の風をずっとあててますが、朝起きて伸びをすると、かなりの確率で足をつります」(Bさん)
多田は「身体の芯まで冷やされ過ぎるとこういうこともあるようで、お気をつけください」と、注意をうながしました。
(みず)
「まさにそういうことがありました。扇風機にあたってずっとあることに集中していたら、身体が冷えて芯から冷たくなって、いま不快な状態です」(Aさん)
「私は寝る時に扇風機の風をずっとあててますが、朝起きて伸びをすると、かなりの確率で足をつります」(Bさん)
多田は「身体の芯まで冷やされ過ぎるとこういうこともあるようで、お気をつけください」と、注意をうながしました。
(みず)
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