多田しげおの気分爽快!!~朝からP・O・N

重さは通常の10倍!巨大なハモを捕獲…その後どうなった?

関西人にとって、夏を代表する魚料理と言えばハモ。
湯引きをして梅肉と一緒にいただいたり、ハモしゃぶにして食べたりするものです。

そのハモですが、先日、兵庫県の播磨灘で巨大なものが捕れたと話題になりました。
その重さは通常のなんと10倍!約10キログラムの重さで、1.6メートルにも及ぶそうです。

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巨大ハモは捕れた後どうなった?

播磨灘はハモがよく捕れる場所としても知られ、現在、「白鷺鱧」と名付けてブランド化に取り組んでいるほどです。

ちなみに「白鷺」という名前は、姫路城の通称「白鷺城」から来ています。

その巨大ハモは大勢の人に食べられた…というわけではなく、珍しいということで、水族館で展示することになったそうです。

8月15日放送『多田しげおの気分爽快!!~朝からP・O・N』では、その巨大ハモを飼育している姫路市立水族館の増田修さんに、パーソナリティーの多田しげおと山内彩加アナウンサーが電話で話を聞きました。

この巨大ハモが捕れたのは7月24日で、すでに3週間以上経っていますが、今も元気なのでしょうか。

増田さん「巨大なハモを生きた状態で入手することは難しいんですけど、運良く活魚で手に入れました。一晩で死ぬかもと思いまして、すぐマスコミに情報を流して、見てもらうようにしたんですが、今も元気に生きております」
 

ハモのふだんの生態は?

ハモの見た目は、食べようという気が失せてしまうグロテスクなもの。

多田「ハモは食べたら本当においしくて良いんですけど、結構顔とかがかなり怖いんですよね」

増田さん「目が座ってますし、歯が鋭いので噛まれたら複雑な切れ方をしますので、治るのも大変ですね」

漁師さんは大変そうですが、普段はどんなふうに過ごしているのかというと、昼間はアナゴやウナギのように、海底で砂に潜って非常におとなしくしています。
しかし、夜にえさを見つけるとすごいスピードで泳いで噛み付くそうです。

一方で、水族館で飼っている巨大ハモには最初、棒の先に餌を付けてあげようとしたそうですが全く食べないため、現在は同じ水槽にイワシを放して、食べてもらおうとしているそうです。

ただ、長い魚は半月食べないことはざらだそうですので、食べる日はなかなか来ないのかもしれません。
 

水族館の魚はどうやって入手する?

今回は珍しいハモということで水族館にやってきましたが、他にも漁港から連絡があって、水族館で飼うというケースはあるのでしょうか。

増田さん「連日漁に出られる方にいろいろ頼みまして、相手の方も気を利かせて、捕れたら電話がかかってくるので、我々にとっても助かってますね」

今まで水族館がどうやって魚を入手するのか考えたことはありませんでしたが、食べる魚と同じようなルートでやってくるとは思いませんでした。

これまでにハモ以外では、今年の5月にリュウグウノツカイの仲間や、今月はバショウカジキが捕れており、現在は標本で展示しているそうです。

地元で捕れた生きものを展示するということで、地元密着型の水族館と言えそうです。

最後に増田さんは姫路市水族館について、「昔は当たり前にいた生きものがいなくなって、その生きものを間近に見られるようにしてますので、おじいちゃんやお父さんが子どもさんたちに説明していただけるという、ファミリーでも楽しめる水族館を目指しています」と紹介しました。
(岡本)
 
多田しげおの気分爽快!!~朝からP・O・N
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2019年08月15日08時17分~抜粋

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