多田しげおの気分爽快!!~朝からP・O・N

キモおいしくて大人気!妙にリアルな昆虫のお菓子

秋田県横手市には昆虫の姿をしたお菓子を製造販売しているお店があり、あまりのリアルさに県外からも人気だとか。

8月7日『多田しげおの気分爽快』では老舗菓子店、小松屋本店専務の小松啓亮さんに聞きました。

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キモおいしい

横手市は秋田県の東、岩手県に隣接しており、冬はかまくらが有名です。
そんな横手市にある大正5年創業、老舗のお菓子屋さんが小松屋本店。
カブトムシやクワガタムシのチョコレート菓子を原寸大で作っています。

しかも成虫だけでなく、幼虫も作っています。
この幼虫チョコレートのキャッチフレーズは「キモおいしい」。「キモい」+「おいしい」は、なかなかのインパクトです。

もちろんこちらのお店は、普通の和洋菓子も作っており、そちらも美味しくて評判ですので念のため。
 

可愛さよりリアル

「やはり可愛さよりもリアルさを追求して作っております」と小松さん。

カブトムシチョコレート、幼虫チョコレートはかなりリアルです。チョコレート以外にもキャラメルで作った蜂の子や蜂の巣ケーキなどもあります。

「イモムシを3匹串刺しにしたお菓子があります。これは、ちょっとリアルですね」とホームページを見て興味を持つ多田しげお。
これは黄身餡を使った焼き菓子だそうです。
 

お客さんの思い付きがメニューに

アイスクリームの上にイモムシが何匹も乗ったメニューもあります。

小松さん「最初はメニューとして出してなかったんですけれども、お客さんが勝手に上にくっつけて写真を撮ったところ、それを求めに来てくれるお客さんが増えまして」

お客さんの思い付きがSNSで広がり、メニューになったものでした。
 

カブトムシが冬に大発生?

お値段について、こう話す小松さん。

「結構高いんですけれどもね」

原寸大のカブトムシのチョコレート(1匹)は税込み1,100円。リアルに作るには時間がかかるので、それなりの値段です。

それでも2月14日のバレンタインの時期には、カブトムシがトータルで100匹ほど売れるそうで、今ではすっかり昆虫のお菓子のイメージがついてしまったんだとか。

多田「専務としては、普通の和菓子もぜひ食べてください、というところでしょう」
小松さん「やはり、そうなんですけどもね」
 

味で勝負

見かけのリアルさと味を両立するためには素材選びも大変なようです。

小松さん「やはりリアルさもですが、味もしっかり美味しく作り上げるように頑張っています。

加工用のチョコレートなどもあるんですけども、味にこだわっています。ハイミルクだとかクーベルチュールだとか、いろんな種類がチョコレートもあるんですけれども、やっぱり加工しづらいわけですね。でも、そちらを使うように頑張っています」

見て面白くて、食べても美味しいところが人気の秘密のようです。
 

慣れれば大丈夫

小松さんの一番のおススメは幼虫チョコレートですが…。

多田「私が一番感心したのは、イモムシ3匹串刺し。これを食べる時の気持ちはかなりのもんでしょうね?」
小松「そうかもしれないですね。フフフフフ」
多田「専務、笑ってますけども、これ、お宅で作ってるお菓子ですよ」
小松「私たちは慣れたんですけど、皆さん『口に運びづらい』ってよく言われます」

リアルを追及している昆虫のお菓子の中で、この3匹串刺しは流石に不気味すぎるためか、唯一可愛い目が付けられています。

イモムシや幼虫が苦手な人は、成虫のカブトムシやクワガタムシから試してみては?
(尾関)
 
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2019年08月07日07時41分~抜粋

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