縄文人の謎が解ける?秋田県のストーンサークル「大湯環状列石」

多田しげおの気分爽快!!~朝からP・O・N / カルチャー

『多田しげおの気分爽快!!~朝からP・O・N』では、47都道府県のひとつを取り上げて毎週紹介しています。
8月5日は秋田県で、8月5日は鹿角市(かづのし)の「大湯環状列石」を取り上げました。

これはたくさんの石で大きな輪が描かれているストーンサークルです。国の特別史跡にもなっています。
鹿角市にある博物館「大湯ストーンサークル館」の木内さんに電話で伺いました。

日本にもストーンサークルが!

ストーンサークルはイギリスに有名なものがありますが、日本にも、形状は違いますが、石を輪のように配置した古代の遺跡がたくさんあります。東北地方の北から北海道あたり、特に秋田県には多く、そのうちのひとつがこの大湯環状列石です。

いま北海道、北東北の17の遺跡からなる縄文遺跡群を2021年、世界遺産に登録しようとしています。その中のひとつです。
パワースポットとしても人気ですが、具体的にどういうところか多田が伺いました。
 

最大級の環状列石

多田「石が輪のように並べられているそうですが、輪の直径はどのくらいですか」

木内さん「大湯環状列石は、野中堂環状列石と万座環状列石と二つあります。野中堂の方が直径44m。万座の方が直径52mで、日本の中でも最大級の環状列石になります」

多田「石の大きさと個数はどのくらいですか」

木内さん「大きさは10cm大~1m大のものまであります。
野中堂環状列石は2,100個の石で、万座環状列石は6,500個、両方で8,500個の石が使用されています。

多田は「縄文人がそこへ持ってきて、きれいに輪のように並べたのですね」と、感心します。
 

お墓と祭祀

多田「どういう目的で作られたのでしょうか」

木内さん「すべての石の下を発掘調査したわけではないですが、石の下からは土壙墓とよばれるお墓の穴や、土器の棺が出ていることから、お墓だったと考えられています。
また、祭祀に使用した道具も多数出土していることから、祭祀を行った場所でもあるとも考えられています」

多田「そこが生活の中心の場所だったわけですね」
 

人間を模した土版

多田「他にはどんなものが発掘されましたか?」

木内さん「大湯環状列石からは弥生時代の銅鐸のような形をした鐸形土製品やキノコ形土製品など、用途がわからない土製品、石製品が多く出土しています」

多田「わからないことに逆にロマンがありますね」

木内さん「その中でも土版というものがあります。粘土板に模様を施したもので、日本各地で出土しています。大湯環状列石の土版は他のものと異なった形で、人間を模した形をしているものがあります。

口にあたる部分がひとつの点で表現されていて、目にあたる部分がふたつの点、右胸が3つ、左胸が4つ、真ん中の正中線が5つの点、後ろの耳にあたるところが6つの点で表現されていて、1~6の数が見られます。
このことから縄文人は数の概念があったのではないか、と考察できる遺物になっています」

多田「ひとつひとつから4千年前のわれわれの祖先がどういう生活をしていたのかを思い浮かべるわけですね」

この人の形をした土版はNHK-BSのキャラクターの“どーもくん”に似ていて、なんとも魅力的です。
(みず)
 
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2019年08月05日07時40分~抜粋

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