多田しげおの気分爽快!!~朝からP・O・N

千葉県民なら常識?謎の食べ物「ナガラミ」って何?

その土地ではおなじみでも、他の地域の人にとっては全くわからない食べ物が、日本各地にはありますが、千葉県のある地域ではおなじみの食べ物「ナガラミ」はご存知でしょうか。
『多田しげおの気分爽快!!~朝からP・O・N』では毎週、1つの都道府県をクローズアップしていますが、7月25日の放送ではその「ナガラミ」をチェック。
千葉県旭市でお店を構える「つちや食堂」の熱田さんに、パーソナリティーの多田しげおと山内彩加アナウンサーが電話でお話を伺いました。

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またの名をダンベイキサゴ…って何?

この「ナガラミ」ですが、一般的には「ダンベイキサゴ」とも呼ばれるもので……といっても、そもそも「ダンベイキサゴ」がわかりません。

これは巻貝の一種で一年中捕れるのですが、特に5月から9月あたりが旬と言えるそうです。

ちなみに、かつてとんねるずの木梨憲武さんが、ある番組でナガラミを「ビールに合う」と絶賛し、タモリさんに紹介していたそうです。

熱田さんによりますと、姿や形はエスカルゴのような感じで、平べったい形、殻はハマグリのように硬いのだそうです。

調理方法は塩ゆでが一般的で、つちや食堂は海の近くで海水が豊富なため、それを利用しているとのことです。

そして、つまようじで中身を取り出し、生姜醤油などを付けて食べるということです。取り出し方はさざえなどと同じような感じですね。
 

ながらみが酒飲みの間で大人気!

では、肝心の味はどんなものなのでしょうか。

熱田さんいわく、それほどメリハリがない淡白な味ですが、噛んでるうちに味が出てくるのだそうです。

また食感については、貝類はゆでたり蒸したりするとやわらかくなるため、コリコリとしたものではなく、柔らかいのだそうです。

このながらみはつちや食堂でも人気なのだそうで、通常は5個を1パックで売っているものを何パックもまとめて買っていく人もいるそうです。

もしたくさん買って食べきれないとしても、冷凍して後でまた沸騰したお湯でゆでて食べると、新鮮な状態で食べられ、1年中楽しめるそうですので、一度にたくさん買っても問題がないのでしょう。

そして、特にながらみが好きな方からは、「お酒のつまみに良い」という意見が多いそうですが、多田が「何のお酒に合う?ビール?日本酒?」と尋ねたところ、熱田さんは「まあ、酒の方は個人個人の(好みが)ありますからね(笑)」と答えました。

結局、ながらみはどんなお酒にも合う、あるいはどんなおつまみがあってもお酒自体が好き、どちらも当てはまるということですね。
 

最近は高級寄りになってきた?

お酒を飲む人たちの間から人気のながらみですが、熱田さん自身、ナガラミは好きなのでしょうか。

「父親がナガラミを専門に捕る漁師をやっていたので、こどもの頃に食わせられてたんで、私はそんなに食べたいとは思いませんけどね」

千葉の中でも特に九十九里浜沿岸の地域では、昔から当たり前のように食べられていたそうです。

あまりにも普通にありすぎて、それほど好きでもないということなのですが、最近は昔よりも漁獲量が減ってきたそうで、やや高級になってきているそうです。

九十九里浜に行く機会のある方は「ナガラミ」、食べてみてはいかがでしょうか。
(岡本)
 
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2019年07月25日07時42分~抜粋

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