梅雨明けが待ち遠しい時期ですが、雨がやんだ後も「大雨警報」が出続けていることを不思議に思ったことはありませんか?
これにはきちんとした理由があるのです。
7月19日の『多田しげおの気分爽快!!~朝からP・O・N』では、気象予報士の沢朋宏アナウンサーが「大雨警報」の正しい意味について解説します。
雨がやんでも「大雨警報」が出続けている理由
雨がやんでも「大雨警報」?
雨がやんでいるのに、大雨警報が出続ける理由を語る沢アナ。
「なぜかというと、大雨警報は『雨が降るぞ』ではなく、雨が降った結果として、『土砂災害(がけ崩れなど)が起きるぞ』という警報だからです」
大雨警報は土地ごとの土壌の仕組みによって、その影響時間も変わるそうです。
「数週間前の九州の大雨の場合、鹿児島とか火山灰土の多い市町村の場合は、雨がやんで数時間以上たっても、まだ警報が出続けました」
決して気象台が解除するのを忘れているわけではありません。
警報が出ている間は、周囲の状況に注意が必要というわけです。
「なぜかというと、大雨警報は『雨が降るぞ』ではなく、雨が降った結果として、『土砂災害(がけ崩れなど)が起きるぞ』という警報だからです」
大雨警報は土地ごとの土壌の仕組みによって、その影響時間も変わるそうです。
「数週間前の九州の大雨の場合、鹿児島とか火山灰土の多い市町村の場合は、雨がやんで数時間以上たっても、まだ警報が出続けました」
決して気象台が解除するのを忘れているわけではありません。
警報が出ている間は、周囲の状況に注意が必要というわけです。
大雨警報と洪水警報の違い
大雨の時には、大雨警報と洪水警報の両方が出ます。先に解除されるのはどちらでしょう?
「あくまで傾向ですけど、川の水はぐんと上がって、ぐんと下がります。傾向でいうと、大雨警報と洪水警報、両方出て、先に洪水が解除されて、大雨が後に解除になる」
つまり、土砂災害が起こるのは洪水よりも後になる、だから洪水警報が先に解除されるわけです。
大雨警報は、言い換えると「大雨土砂災害警報」という意味だと覚えておいた方がよさそうです。
「あくまで傾向ですけど、川の水はぐんと上がって、ぐんと下がります。傾向でいうと、大雨警報と洪水警報、両方出て、先に洪水が解除されて、大雨が後に解除になる」
つまり、土砂災害が起こるのは洪水よりも後になる、だから洪水警報が先に解除されるわけです。
大雨警報は、言い換えると「大雨土砂災害警報」という意味だと覚えておいた方がよさそうです。
カミナリが鳴ると梅雨明け?
リスナーから沢アナに質問が寄せられました。
「カミナリが鳴ると梅雨明けは本当ですか?」(Aさん)
この質問に対する沢アナの答えは「本当です」。なぜでしょうか?
「梅雨の雨はしとしととしています。カミナリが鳴るような雨の降り方はザーッと。それだけ南からの暖かい湿った空気がたくさん入ってくる時期になった、という証拠です。
1年で見ると、7月15~17日にカミナリが鳴ったというのは、もうちょっと後で梅雨明けが来るということになります」
正確に言えば「カミナリが鳴ると梅雨明け」ではなく、梅雨末期になると、カミナリを伴う大雨が降るようになるということですね。
大雨警報など気象用語の意味を正しく理解して、災害から身を守りましょう。
(みず)
「カミナリが鳴ると梅雨明けは本当ですか?」(Aさん)
この質問に対する沢アナの答えは「本当です」。なぜでしょうか?
「梅雨の雨はしとしととしています。カミナリが鳴るような雨の降り方はザーッと。それだけ南からの暖かい湿った空気がたくさん入ってくる時期になった、という証拠です。
1年で見ると、7月15~17日にカミナリが鳴ったというのは、もうちょっと後で梅雨明けが来るということになります」
正確に言えば「カミナリが鳴ると梅雨明け」ではなく、梅雨末期になると、カミナリを伴う大雨が降るようになるということですね。
大雨警報など気象用語の意味を正しく理解して、災害から身を守りましょう。
(みず)
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