多田しげおの気分爽快!!~朝からP・O・N

呼吸困難や肺炎に!?防水スプレーの使い方に要注意!

雨のシーズンです。こういった時期に防水スプレーを使う方はたくさんいると思います。
7月16日の『多田しげおの気分爽快!!~朝からP・O・N』では、「防水スプレーにご用心」という話題を取り上げました。

雨の日のお出かけの前、バッグに、靴に、傘に、あるいはスボンのすそに、防水スプレーをかける方は多いです。
しかし、注意しないと防水スプレーを吸い込んで呼吸困難になる、あるいは肺炎を起こすという事例が増えています。
名古屋工業大学の名誉教授の齋藤勝裕先生に伺いました。

表面をコーティング

非常に便利な防水スプレー。そもそもどんな仕組みなのでしょう?

「簡単に言うと、蓮の葉の上に水をのっけると水滴はコロコロと転がって、蓮の葉を濡らすことはないです。
なぜかというと、蓮の葉の表面に非常に細かい毛が生えているからです。その上に水滴がのっかるので、葉の表面まで水滴が行かない。

撥水スプレーも同じような仕組みです。あの中に入っている撥水剤といわれるものが、衣服、自動車のガラスの表面にくっついて、蓮の葉の細かい毛の役目をします。それで水に濡れにくくなります」
 

肺に酸素がいかない

撥水性をもたらす成分はどのようなものがあるんでしょう?

「普通の傘、靴にスプレーをするものだと、テフロンというフッ素樹脂が大部分です。
自動車のガラスはケイ素樹脂といわれるもので、シリコンを使った樹脂になります」

これらの樹脂を人が吸い込むと、人体への影響はどのようなものがあるのでしょう?

「これはかなり大変です。肺の表面には肺胞と呼ばれる細かい細胞があります。シリコン剤が肺につくと、この肺胞にくっつきます。
すると、細胞に酸素がいかなくなります。いくら空気を吸っても、空気の中の酸素が肺胞の表面に達しない」

肺胞の表面がコーティングした状態になるわけですね?

「そうなります。酸素運搬物質のヘモグロビンと酸素が結合できなくなり、脳や筋肉など全身に酸素が行かなくなります。
これは窒息の一種です。軽ければ、吐き気や息切れですみますが、重い場合には意識障害が起き、視力障害、言語障害が起き、大変なことになります。
おかしくなったら無理して頑張るより、救急を呼んだ方が間違いないです」

齋藤先生によれば、病院で治療を受ければ、回復できるとのことです。
 

下の方に注意を!

防水スプレーを使うにあたって、特に注意しなければならない点があるようです。

「こういうものはみんな空気より重いです。だから、スプレーした気体は天井に上っていかなくて床に溜まります。
我々の下にいるペット、畳の上の赤ちゃんに被害が及びます。
立っている大人は何ともなくても、下の方にいる人が大変なことが起きるので、十分な注意が必要です」
 

使用は外で

室内で防水スプレーを使うことは「絶対やめるべき」と言う齋藤先生。

「少なくとも、ベランダとか、できたら庭でやる」

また、靴や傘を普段置いている玄関の土間でも…

「非常に危険です。あるいはお風呂場で締め切ってやるとかは、大変なことになります」

話を聞いていた多田しげおは最後に「防水スプレーは便利なものですが、使うときは必ず外でやりましょう」と、念を押しました。
(みず)
 
多田しげおの気分爽快!!~朝からP・O・N
この記事をで聴く

2019年07月16日07時22分~抜粋

関連記事

あなたにオススメ

番組最新情報