無意識だけどとても重要!「食べる・飲み込む」という動作のメカニズム

多田しげおの気分爽快!!~朝からP・O・N / ライフ・ヘルスケア

『多田しげおの気分爽快!!~朝からP・O・N 』、歯と口の健康をテーマにした「歯っとしてPON!」 のコーナー。

7月15日の放送では、ものを食べて飲み込むという「摂食・嚥下のメカニズム」について、愛知県歯科医師会理事 新道正規先生にお話を伺いました。

普段意識することのない「食べる・飲み込む」という動作ですが、実はとても複雑な動きをしているのです。

口・のど・舌の連携で「食べる」

口・のど・舌が一連の流れとして上手く連携して動くことで、「食べる」という行為に繋がります。

ただ「食べて飲み込むだけ」と思いがちですが、そこにはさまざまな動きが存在します。

まず食べ物を目で見る、鼻でいい香りを嗅ぐ、食べ物を手や箸に取ったりすることで、食べる準備がスタート。

この時に出るよだれがとても大切で、このよだれにより身体が食べ物を受け入れるスタンバイ状態になるのです。

そして、食べたものと唾液を口の中で十分混ざり合わせるという大切な機能をになっているのは、舌。

舌は上下・左右・前後に回転しながら食べ物を混ぜ込んで一つの塊にし、のどの方に送り込みます。

これらが、身体の動きのひとつとして全く無意識の状態で行われているのです。
 

わずか0.5秒!「嚥下の反射」

続いて、さらに複雑なメカニズムである「嚥下」について。

食べ物を飲み込む時間は、なんとわずか0.5秒。

この時、食べ物が鼻や器官の方に入らないようにする瞬時の動きを「嚥下の反射」といいます。
この反射により、食べ物が食道に入って飲み込むという形になるのです。

空気は器官へ、食べたものは食道へ。

無意識の状態ですが、この反射により身体が瞬時に仕分けをして、上手に飲み込むことができるというわけです。

この「嚥下の反射」の機能が上手く働かず、食べ物が食道ではなく器官の方に入ってしまった場合、「むせる」という状態になってしまいます。
 

器官と食道への仕分け

このように、人間の身体において「摂食・嚥下のメカニズム」は非常に大切ですが、加齢による老化現象で少しずつ上手くいかなくなってくる場合があります。

これは、身体全体の健康にも密接にかかわる状況です。

特に高齢者に多く見受けられるのは、食べこぼしをする、噛みにくそうにする、飲み込む時にむせるといった症状。

むせてしまうのは、「器官と食道への仕分けができにくくなっている」という状態。

この機能がやや甘くなると、「むせる」という現象が起こりやすくなってしまうのです。
 

歯医者さんで早めの相談を

自分で「ちょっとおかしいな?」と気づいた時、まず最初にすることは、かかりつけの歯医者さんで定期健診の時に先生に尋ねてみるということ。

ご自身からでなくても、ご家族の方から一言があれば、その対応への説明をすることができるといいます。

多田「これから先ずっとのことですから、『早めに』って大きいですね」
新藤先生「はい、それが一番重要なことでございますね」

「摂食・嚥下」のトラブルに気づいた時には、いち早く歯医者さんに相談することが大切です。
(minto)
 
この記事をradikoで聴く

2019年07月15日08時19分~抜粋

この記事をシェアする

あなたにオススメ

アーカイブ

同じカテゴリー

×