多田しげおの気分爽快!!~朝からP・O・N

「世界で最も美しい鉄道駅」第6位に選ばれた金沢駅

石川県金沢市の金沢駅は、2011年にアメリカの旅行雑誌『トラベル&レジャー』が選んだ、「世界で最も美しい駅14選」で6位に選ばれました。
ちなみに1位はベルギーのアントワープ駅。2位はイギリス、ロンドンのターミナル駅、セントパンクラス駅です。

7月9日の『多田しげおの気分爽快!!』では、今なお近代的な中に伝統美をたたえる金沢駅の魅力を、金沢市道路管理課の竹林さんに聞きました。

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世界で第6位

竹林さん「まず初めに鼓門。もてなしドームの撮影というのが定番のパターンなのかなと思います。写真を撮られる方は天候に関わらず、たくさんいらっしゃいますね」

金沢駅の入口には大きな門構え、鼓門という木造の門があります。
両側の柱は、細長い鼓を縦にしたような形、これが柱となっています。鼓の紐で縛られている部分も木造で表現されています。この両側の柱の上に大きな屋根、これも木造。かなりの大きさです。

2015年に北陸新幹線が金沢まで開業して、東京からもたくさんの観光客が金沢にやってくるようになりました。兼六園や金沢城を尋ねる前に、まず金沢駅で写真を撮るというほどの観光スポットになっています。
 

インスタ映え間違いなし

自分の経験を語る、鉄道マニアの多田。

「私も、実際見たことあるんですけども、皆さん駅から出てきたら、まずここで写真撮ってますもんね。まず門の付け根辺りで1枚撮って、全体を入れようとして、道の向こう側に行くんですけども」

金沢らしさの象徴として、金沢の伝統芸能、能楽の加賀宝生で使用されている鼓をイメージして作られた鼓門。
最高地点の高さは13.7 メートル。写真に収めるのが難しいほどの大きさです。
繊細でいながら大迫力。インスタ映え間違いなしです。

鼓門の向こうには「もてなしドーム」が続きます。巨大な傘をイメージした「もてなしドーム」は、アルミとガラスでできていて、木造の鼓門とは対照的です。しかし切子ガラスのような伝統美もあり、鼓門と調和していて、よく考えられた素晴らしいデザインです。
 

機能面でも素晴らしい

鼓門ともてなしドームは、デザインの素晴らしさだけではなく、非常に機能的に作られているそうです。

鼓門の内部をよく見ると管が通っています。
鼓門ともてなしドームの屋根に降った雨は、鼓門内部の、この送水管を通って地下に溜められます。

その雨水はトイレの流し水や、植栽の散水として使われています。またこの管は地下にある広場の排気管の役目も果たしています。

多田「雨水がそのままかかれば、木造ですから、痛みは早いでしょうからね」

竹林さん「機能面でも考えられたものになっております」
 

選ばれて再認識

竹林さん「『トラベル&レジャー』の14選に選ばれた当時(2011年)は、意外と知らない人も多く、私自身も学生時代にはそれに気付かず、一つの通行の駅としての存在でしか見てなかったんです。市民にとっては当たり前というところもありました」

この担当になって、改めて駅の素晴らしさを認識したという竹林さん。金沢市民にも金沢駅の良さを知ってもらいたいと言います。
北陸新幹線が開業して今年で4年目。東京などから来る観光客については…。

竹林さん「住んでいてもわかるぐらい、人が増えたと感じますね。これも金沢駅の効果があるのかなと感じております」

名古屋からであれば十分日帰りで行ける距離。ぜひ金沢駅に行きましょう。 
(尾関) 
 
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2019年07月09日07時38分~抜粋

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