カボチャとあん、調理は別々で
まず用意するのは、主役のカボチャ。4センチ角大にカットします。
関先生「皆さん面取りっていうことします?」
面取りとは、煮崩れを防ぐために、切り口の角を切ること。
関先生曰く、面取りは、できればした方が良いそうですが、煮崩れた部分がおいしいという人もいるので、皆さんの好みで結構です。
さて、今回のレシピの特徴は味付けがとてもシンプルだということ。なんと、砂糖と淡口醤油だけなんです。
桐生「だしとかつけなくて大丈夫?」
関先生「水なんです。水は最高です(笑)」
とにもかくにも、だしは一切不要です。
材料の確認ができたところで、それでは、早速作っていきましょう。
まずは、面取りをしたカボチャをお鍋に入れ、水を2カップ位入れます。そうしたら火を付けます。
ここでポイントは、煮すぎちゃダメだということ。
桐生「ちょっと硬めの方がいい?」
関先生「6割くらい火が通ったかなっていうところで収めるんです」
そして、6割くらい火が通った段階で、鶏のひき肉を入れて、菜箸で具材を混ぜたら、火を強くします。
そうすると、グツグツ煮えてくるので、アクを取って、お砂糖を入れ、甘みを付けていきます。火が7割、8割通ってきたなというところで、淡口醤油を大さじ1杯入れます。
かぼちゃが、いい具合に煮えたところで、火を止めます。
ここで、今日のレシピのポイント。まず、カボチャだけ器に盛るんです。
そうしたら、もう1回火を付けて、ひき肉の入った煮汁をもう一度煮詰めます。
コトコト煮たら、水溶き片栗粉を入れてトロミを付け、最後に、ちょっと淡口醤油を入れます。そうすると、カボチャは薄味、あんは、ちょっと濃いめの味になります。かぼちゃとあんを別々に味付けても、最後お口に入れた時には、絶妙な味わいになります。
さて、出来上がったあんをカボチャにかけたら完成です。いつものように試食させて頂きました。
桐生「確かにあんがちょっと濃いめの味なんですが、素朴なカボチャに絡めると、ちょうどいい!」
関先生「お鍋の中で最後まで一緒に仕上げてしまうと、カボチャが崩れたり、味が濃くなってしまったりするので、別々に調理することで、それぞれの存在感が活きますよ」
そして、関先生に教えてもらった料理のポイントを踏まえて、今週も、桐生さんが料理を作ってみましたよ。皆さんも是非お試し下さい!