街中には飲み物の自動販売機が所狭しと並んでいて、特に暑い時には助かっていますが、最近一風変わった機能を持つ自動販売機が話題を呼んでいます。
6月6日放送『多田しげおの気分爽快!!~朝からP・O・N』では、「とろみボタン付き」カップ式自動販売機を取り上げました。
飲み物に「とろみ」が付くなんて、珍しい機能だなと思いそうですが、単に変わっているというだけではなく、実はある方にとってはすごく役に立つ機能なのだそうです。
愛知県大府市役所でも設置されている自販機、いったい、どんな意味があるのでしょうか。
飲み物に「とろみ」を付ける自販機が話題、実はこんなにスゴかった!
とろみを付ける理由は?
先に答えを明かしますと、とろみを付けるのは、嚥下(えんげ)機能が低下した方に対して、飲み込みやすくさせるためです。
とろみを付けるためのとろみ剤を開発したニュートリー株式会社の広報担当・横山さんに、まずはえん下がうまくいかない、誤えんが起こる理由について伺いました。
横山さん「うまく飲み込めないというメカニズムについては、のどの奥には空気が通る道と食べ物が通る道が同じあたりにありまして、健常な方だと飲み込む瞬間に気管に入らないようにふたをするんですけど、それがうまく閉まらなくなってしまって、気管の方に飲食物が侵入するようになるのが、誤えんというものです」
年をとると、えん下機能が低下していきますが、自分では低下しているかどうか、わからないということもあると思います。
わかりやすいサインとしては、食事中にむせたり咳き込んだりすることが考えられるとのことです。
とろみを付けるためのとろみ剤を開発したニュートリー株式会社の広報担当・横山さんに、まずはえん下がうまくいかない、誤えんが起こる理由について伺いました。
横山さん「うまく飲み込めないというメカニズムについては、のどの奥には空気が通る道と食べ物が通る道が同じあたりにありまして、健常な方だと飲み込む瞬間に気管に入らないようにふたをするんですけど、それがうまく閉まらなくなってしまって、気管の方に飲食物が侵入するようになるのが、誤えんというものです」
年をとると、えん下機能が低下していきますが、自分では低下しているかどうか、わからないということもあると思います。
わかりやすいサインとしては、食事中にむせたり咳き込んだりすることが考えられるとのことです。
とろみを付ける謎の物体の正体は?
ただ、飲み込みにくいものといえば、なにか固形物のようなイメージがありますが、実は飲み物が一番飲み込みにくいそうです。
その理由は、飲み物はのどを流れていくスピードが速く、まとまりにくいためにふたをすることができないためだそうで、とろみでスピードが落とせるというわけです。
では、このとろみ剤の正体は何でしょうか。ちなみに、片栗粉ではありません。
横山さんに伺ったところ、とろみ剤は糖類と食物繊維が主原料で、顆粒になっていて、水に溶かしても、ダマになりにくいように工夫されているそうです。
また、飲み物を選ばずに、味を変えずにとろみがつけられるように、技術が進んでいるとのことです。
その理由は、飲み物はのどを流れていくスピードが速く、まとまりにくいためにふたをすることができないためだそうで、とろみでスピードが落とせるというわけです。
では、このとろみ剤の正体は何でしょうか。ちなみに、片栗粉ではありません。
横山さんに伺ったところ、とろみ剤は糖類と食物繊維が主原料で、顆粒になっていて、水に溶かしても、ダマになりにくいように工夫されているそうです。
また、飲み物を選ばずに、味を変えずにとろみがつけられるように、技術が進んでいるとのことです。
カップ式の自販機、実はすごい!
そして、とろみ剤だけではなく、自動販売機そのものもすごいんです。
あらかじめ飲み物にとろみ剤が混ぜられているのではなく、自動販売機がとろみを付けているのですが、アペックス商品開発室長の石原豊史さんにお話を伺いました。
石原さん「実はカップ式の自動販売機は、自動の調理機みたいな形の位置づけで、基本的に1台ずつ保健所から喫茶店営業許可をいただいて運営してるんです。
中で粉末の飲料の原料や濃縮されたシロップの原料とか、レギュラーコーヒーも焼いた豆のまま入ってるんですね。
お客様がボタンを押すと、例えば、珈琲の豆をグラインドして、細かくして、ペーパーで1杯ずつ抽出する。今回の場合はとろみ剤を入れる調理工程を入れただけなんですね」
ショッピングモールや会社の中などでよく見かけるカップ式自販機は、実はもともとすごい機能を持っていたんですね。
さらにこのとろみは3段階の調節ができるようになっており、好みのとろみを付けることができます。
今後、高齢化社会が進んでいく中で、とろみ付きの自販機が増えていくかもしれません。
(岡本)
あらかじめ飲み物にとろみ剤が混ぜられているのではなく、自動販売機がとろみを付けているのですが、アペックス商品開発室長の石原豊史さんにお話を伺いました。
石原さん「実はカップ式の自動販売機は、自動の調理機みたいな形の位置づけで、基本的に1台ずつ保健所から喫茶店営業許可をいただいて運営してるんです。
中で粉末の飲料の原料や濃縮されたシロップの原料とか、レギュラーコーヒーも焼いた豆のまま入ってるんですね。
お客様がボタンを押すと、例えば、珈琲の豆をグラインドして、細かくして、ペーパーで1杯ずつ抽出する。今回の場合はとろみ剤を入れる調理工程を入れただけなんですね」
ショッピングモールや会社の中などでよく見かけるカップ式自販機は、実はもともとすごい機能を持っていたんですね。
さらにこのとろみは3段階の調節ができるようになっており、好みのとろみを付けることができます。
今後、高齢化社会が進んでいく中で、とろみ付きの自販機が増えていくかもしれません。
(岡本)
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