多田しげおの気分爽快!!~朝からP・O・N

ニュースとヒット曲で振り返る「平成」(平成元年から平成5年)

元号改正まであと2日にせまった4月29日「昭和の日」の『多田しげおの気分爽快!!朝からP・O・N』。

番組では、この日から6日間にわたって1日5年ずつ平成の30年間を振り返り、その年の出来事やヒット曲を紹介しました。

初回は、平成元年から平成5年です。

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消費税スタート

平成元年(1989年)の大ヒット曲として流れたのは、PRINCESS PRINCESSの「Diamonds」。

この年の大きな変化としてはやはり消費税の導入があげられます。
当初の税率は3%でしたが、やがて5%、8%と徐々にアップ、今年の10月からはついに10%となる予定です。

世界的なニュースとしては、11月9日にベルリンの壁が崩壊。

地元のできごととしては、7月15日から11月26日までの期間、名古屋で「世界デザイン博覧会」(通称・デ博)が開催されました。
この頃、『多田しげおのそれ行け!にっこりワイド』という帯番組を担当していた多田しげおも、この会場から放送を行ったということです。

2月9日、手塚治虫さんが60歳で亡くなられました。
日本が世界に誇る漫画文化の道筋をつけたのは手塚さんだったと振り返る多田。

6月24日には美空ひばりさんが52歳でお亡くなりになり、その1か月後に女性として初めての国民栄誉賞を受賞しました。

この年のヒット曲として紹介されたのは、1月11日にシングル曲としてリリースされた美空さんの「川の流れのように」。
亡くなられてからミリオンセラーを達成した曲です。
 

「一番搾り」登場

続いて平成2年(1990年)です。

キリンビールから、今も変わらぬ人気を誇る「一番搾り」が登場したがこの年。
当時ヒットしていたアサヒビールの「スーパードライ」に対抗して発売された商品です。
この頃から、ビールも銘柄で選ぶ時代へと変化しました。

7月、大阪にオープンしたのは「海遊館」。
大きな水槽にたくさんの魚が泳ぐ大規模な水族館は、水族館文化の大きな改革でした。

テレビと連動したヒット曲が多いのもこの年。
アニメ『ちびまる子ちゃん』のエンディングテーマだった、B.B.クィーンズの「おどるポンポコリン」。

『邦ちゃんのやまだかつてないテレビ』の挿入歌だった、KANさんの「愛は勝つ」。

『東京ラブストーリー』の主題歌だったのは、冒頭のギターフレーズが印象的な小田和正さんの「ラブ・ストーリーは突然に」。

多田「後半のいっちゃんええところあたりで」
桐生「チャカチャチャーンってね」
 

冬彦さんブーム

平成3年(1991年)のヒット曲は、映画『就職戦線異状なし』の主題歌だった、槇原敬之さんの「どんなときも。」。
この曲は平成4年、選抜高等学校野球大会の入場行進曲として採用されました。

平成4年(1992年)3月14日、東海道新幹線に「のぞみ」が登場しました。
最高速度がアップし、東京ー新大阪間の所用時間が大幅に短縮されました。

この年のヒット曲は、民法の連続ドラマの中で最高視聴率を記録した『ずっとあなたが好きだった』の主題歌、サザンオールスターズ「涙のキッス」。

このドラマで話題となったのが、佐野史郎さん演じる「冬彦さん」。
極端なマザコン男性像は「冬彦さん現象」といわれ、「冬彦さん」はこの年の流行語大賞に選ばれました。
 

「負けないで」

ラストは平成5年(1993年)です。

5月15日、Jリーグ(日本プロサッカーリーグ)が開幕しました。
開幕戦はヴェルディ川崎(現東京ヴェルディ)対 横浜マリノス(現横浜F・マリノス)。

名古屋グランパスエイト(現名古屋グランパス)の試合は翌日で、「なんだか不公平やなと思った」と振り返る多田。

そしてこの年の12月、「法隆寺地域の仏教建造物」「姫路城」「屋久島」「白神山地」の4か所が日本初の世界遺産として登録されました。

世界有数のブナの原生林である白神山地はとても神秘的で、まるで精神が浄化されていくような感覚になるといわれています。

そして6月9日には、まもなく天皇皇后となられるお2人、皇太子徳仁親王と小和田雅子さんの結婚の儀が行われました。

この年のヒット曲は、ZARDの知名度と人気をあげた最大のヒット曲、「負けないで」。
この曲に勇気づけられた方も多かったのではないでしょうか。
(minto)
 
多田しげおの気分爽快!!~朝からP・O・N
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2019年04月29日07時00分~抜粋

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