奈良県の五條市は日本一の柿の産地です。
4月22日放送の『多田しげおの気分爽快!!~朝からP・O・N』では、この五條市を紹介しました。
五條市は奈良県の南西部に位置します。奈良にはいろいろな名産品がありますが、柿もそのひとつ。奈良県内の柿の約7割を五條市で生産しています。
町中には「日本一の柿のまち」とうい看板があちこちにあるそうです。
五條市農林政策課柿振興室の藤田さんにお電話で伺いました。聞き手は多田しげおです。
日本一の柿のまち・奈良県五條市
富有柿と種なし柿
――作られている柿の種類は?
「富有柿(甘柿)と種なし柿という四角い種のない柿を半分半分くらいで生産しています」
――柿の花はいつ咲くんですか?
「今は柿の新芽が芽吹いて新緑の時期です。もう20日ほどで柿の花が咲く時期になります。
黄色がかった白っぽいかわいらしい花です。葉が出てから咲くので、あまり印象的ではないが、きれいな花です。香りはないです」
「富有柿(甘柿)と種なし柿という四角い種のない柿を半分半分くらいで生産しています」
――柿の花はいつ咲くんですか?
「今は柿の新芽が芽吹いて新緑の時期です。もう20日ほどで柿の花が咲く時期になります。
黄色がかった白っぽいかわいらしい花です。葉が出てから咲くので、あまり印象的ではないが、きれいな花です。香りはないです」
岐阜から奈良へ
――富有柿は岐阜がルーツですね。
「岐阜が発祥です。もともと五條はみかんなどの柑橘を主に栽培していましたが、大正10年頃、冷害でみかんが枯れるということがありました。
そこで五條市の気候風土にあった作物がないかと、研究者の方たちが探して、岐阜県から富有柿の苗木を持ち帰り植えたのがはじまりです」
――五條の柿はおいしいんですか?
「関西から西の方は富有柿(甘柿)が好きな方が多いようです。甘さもありますが、柿の風味がたまらないようです。晩秋になれば、富有柿がいたるところで販売されています」
「岐阜が発祥です。もともと五條はみかんなどの柑橘を主に栽培していましたが、大正10年頃、冷害でみかんが枯れるということがありました。
そこで五條市の気候風土にあった作物がないかと、研究者の方たちが探して、岐阜県から富有柿の苗木を持ち帰り植えたのがはじまりです」
――五條の柿はおいしいんですか?
「関西から西の方は富有柿(甘柿)が好きな方が多いようです。甘さもありますが、柿の風味がたまらないようです。晩秋になれば、富有柿がいたるところで販売されています」
柿入りカレーも
――五條市ではいろいろな食べ方をするそうですね。
「地元の特産品ということで、地元の子どもたちに食べてもらいたいと、食育の活動に力をいれています。
9月から市内の中学校、小学校、保育所では週に1、2回、柿を使ったメニューが給食に出ます」
――どんなメニューがありますか。
「柿を使ったサラダ、昔ながらのなます、白和え。おやつの時間に柿のケーキ、カナッペ、柿のパイなども出ます。
柿を入れたカレーもあります。煮込むと柿の実がとろけ、コクが出ておいしいです」
「地元の特産品ということで、地元の子どもたちに食べてもらいたいと、食育の活動に力をいれています。
9月から市内の中学校、小学校、保育所では週に1、2回、柿を使ったメニューが給食に出ます」
――どんなメニューがありますか。
「柿を使ったサラダ、昔ながらのなます、白和え。おやつの時間に柿のケーキ、カナッペ、柿のパイなども出ます。
柿を入れたカレーもあります。煮込むと柿の実がとろけ、コクが出ておいしいです」
柿の葉寿司
柿の葉寿司とは、酢飯に鯖や鮭などの切り身を合わせ、柿の葉で包んで押しをかけたもの。奈良の名産品です。
――奈良は柿の葉寿司が有名ですが、五條の柿を使うんですか?
「はい、五條の郷土料理ということで、大きな柿の葉寿司屋もあります。
手軽に食べられると、最近、外国の方にも人気です」
――五條は柿を食べて当たり前というところでしょうね。
「柿は秋のものというイメージですが、五條はハウス栽培の柿もあります。7月くらいから出だし、年明け1月までずっと柿があるという状態です。それが五條の特徴です」
――奈良は柿の葉寿司が有名ですが、五條の柿を使うんですか?
「はい、五條の郷土料理ということで、大きな柿の葉寿司屋もあります。
手軽に食べられると、最近、外国の方にも人気です」
――五條は柿を食べて当たり前というところでしょうね。
「柿は秋のものというイメージですが、五條はハウス栽培の柿もあります。7月くらいから出だし、年明け1月までずっと柿があるという状態です。それが五條の特徴です」
柿くへば…
――正岡子規の「柿くへば鐘が鳴るなり法隆寺」は有名ですが。
「正岡子規がこの句を詠んだのが明治に奈良へ旅行に来た時だそうです。
10月26日頃に奈良を旅行され、その時泊まられたところで柿を食べ、鐘を聞きながら詠んだと記されています。
そこで、地元の柿農家の方が提起して、10月26日を『柿の日』に制定しました」
多田は「五條はこどもから大人まで柿にあふれているわけですね」と、五條の町に思いを馳せました。
(みず)
「正岡子規がこの句を詠んだのが明治に奈良へ旅行に来た時だそうです。
10月26日頃に奈良を旅行され、その時泊まられたところで柿を食べ、鐘を聞きながら詠んだと記されています。
そこで、地元の柿農家の方が提起して、10月26日を『柿の日』に制定しました」
多田は「五條はこどもから大人まで柿にあふれているわけですね」と、五條の町に思いを馳せました。
(みず)
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